「子どもに楽しい体験をさせたい」
その親心を狙うような偽広告に、山崎製パンが注意を呼びかけている。

画像出典:山崎製パン公式X「山崎製パン@商品情報発信中(@yamazakipan_cp)」の注意喚起投稿より
山崎製パンの公式アカウントは、SNS上で確認されている「こども 山崎パン職人体験」とする広告について、同社の名称やロゴを不正使用した偽広告だとして注意喚起した。
公式発表によると、これらの広告は山崎製パンとは一切関係がない。広告内のリンクをクリックしないこと、個人情報を入力しないことを強く呼びかけている。
今回の偽広告で特に悪質なのは、「子ども向けのパン職人体験」という内容で、保護者の関心を引きやすい点だ。
パン作り体験、親子イベント、企業見学、職人体験。こうした言葉は、子どもに特別な体験をさせたい保護者にとって魅力的に見える。そこに大手食品メーカーの名称やロゴが使われれば、本物のキャンペーンと誤認する人が出ても不自然ではない。
しかし、山崎製パンは今回の広告について、同社とは一切関係がないと明確に否定している。
偽広告のリンク先では、参加申し込みを装って、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、子どもの年齢、保護者情報などを入力させる可能性がある。さらに、予約金、本人確認、当選手続きなどの名目で、クレジットカード情報や決済情報の入力を求める手口につながるおそれもある。
SNS上では近年、企業ロゴを使った偽キャンペーン、偽プレゼント企画、偽イベント募集が相次いでいる。今回のように「子ども」「体験」「職人」「親子参加」といった言葉を使う広告は、保護者の善意や期待につけ込む点で危険性が高い。
山崎製パンが案内している公式アカウントは次の通り。
X
@yamazakipan_cp
Instagram
yamazakitchen_official
LINE
@287nwqbx
YouTube
yamazakipan_official
これ以外のアカウントや広告で、山崎製パンのイベントを名乗る投稿を見かけた場合は、すぐに申し込まず、まず公式アカウントで確認する必要がある。
特に注意すべきなのは、次のような文言だ。
「無料で子どもがパン職人体験できる」
「人数限定」
「今すぐ申し込み」
「当選確認はこちら」
「個人情報を入力してください」
「カード登録で予約完了」
こうした表示がある場合、企業名やロゴが入っていても、偽広告の可能性を疑うべきだ。
すでに個人情報を入力してしまった場合は、放置してはいけない。
氏名、住所、電話番号、メールアドレスを入力した場合は、不審な電話やメールに注意する必要がある。
クレジットカード情報を入力した場合は、すぐにカード会社へ連絡し、利用停止や再発行を相談した方がよい。
金銭を支払った場合や被害が疑われる場合は、警察相談専用電話や消費生活センターへの相談も検討すべきだ。
今回の注意喚起は、単なる企業ロゴの不正使用にとどまらない。子ども向けイベントを装い、保護者から個人情報や決済情報を引き出す可能性がある。
見かけた場合は、リンクを開かず、スクリーンショットを保存し、SNS上で通報することが重要となる。家族や友人に共有する場合も、偽広告そのものを拡散するのではなく、「山崎製パン公式が注意喚起している」という形で伝える方が安全だ。
親子向けイベントを探している人ほど、こうした広告に反応しやすい。だからこそ、「有名企業のロゴがあるから本物」と判断してはいけない。
子どもの体験を装った偽広告に、家族の個人情報を渡してはいけない。
この記事の要点Q&A
Q1. 何が問題になっていますか。
SNS上で「こども 山崎パン職人体験」とする偽広告が確認され、山崎製パンの名称やロゴが不正使用されているとして、公式が注意喚起しています。
Q2. 本物の山崎パンのイベントですか。
山崎製パンは、これらの広告について同社とは一切関係がないとしています。
Q3. 何をしてはいけませんか。
偽広告内のリンクをクリックしないこと、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、カード情報などの個人情報を入力しないことが重要です。
Q4. なぜ危険なのですか。
子ども向け体験イベントを装い、保護者に個人情報や決済情報を入力させる可能性があるためです。
Q5. 見かけたらどうすればよいですか。
リンクを開かず、山崎製パンの公式アカウントで確認し、SNS上で通報してください。すでに個人情報を入力した場合は、入力内容に応じて、カード会社、警察相談窓口、消費生活センターなどへ相談してください。

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