函館市競輪事業部職員を逮捕 売上金口座から約156万円詐取か 被害総額1130万円超の可能性

函館市競輪事業部の職員が競輪売上金口座から約156万円を不正に引き出したとして逮捕され被害総額1130万円超の可能性がある事件を伝える報道アイキャッチ

函館市競輪事業部の職員・近藤樹容疑者(28)が、市が管理する競輪売上金の預金口座から不正に現金を引き出したとして、函館中央署に有印私文書偽造・同行使と詐欺の疑いで逮捕された。

近藤容疑者は2025年8月5日から10月6日までの約2カ月間、市競輪事業部事業課が管理する普通預金口座から、計10回にわたり合わせて156万2100円を不正に引き出した疑いが持たれている。

手口は、市の届出印を無断で使い、払い戻し・返金請求書を偽造して金融機関に提出するものだった。市によると、通帳と銀行印は鍵のかかっていない金庫に保管され、容易に取り出せる状態だったという。

事件は2026年1月15日、帳簿と預金通帳を照合する作業中に発覚した。不自然な残高のずれが確認されると、近藤容疑者は「体調不良」を理由に早退。その後、警察に自ら出頭し、「私がやったことに間違いありません」と認めたとされる。

市の聞き取りに対し、近藤容疑者は不正に引き出した金を「ギャンブルなどに使った」と説明している。近藤容疑者は2025年度に採用され、同事業課に配属されたばかりの職員だった。

函館市は、これまでの調査で被害総額が約1130万円に上る可能性があるとして、警察に告発状を提出している。警察は、同じ手口による余罪の有無や不正引き出しの全容を調べている。

今回の事件で問われるのは、職員個人の不正だけではない。公金を扱う部署で、通帳と銀行印が無施錠の金庫に保管され、払い戻し書類の確認体制も十分に機能していなかった可能性がある。

公営競輪事業の売上金は、市の管理下にある重要な公金だ。短期間で被害が拡大した背景には、日常的な照合や複数人確認、印鑑管理の甘さがあったとみられる。市には、被害額の確定と再発防止策の具体化が求められる。

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編集部まとめ

函館市競輪事業部の職員が、競輪売上金を管理する口座から不正に現金を引き出したとして逮捕された。逮捕容疑は約156万円分だが、市は被害総額が約1130万円に上る可能性があるとしている。

問題の核心は、偽造書類による詐取に加え、通帳と銀行印の管理が極めて甘かった点にある。公金を扱う部署で、鍵のかかっていない金庫に重要書類が保管されていたのであれば、内部統制の不備は重大だ。

市には、被害額の確定、関係職員の処分、管理体制の見直し、再発防止策の公表が求められる。

事件のポイントQ&A

函館市競輪事業部で何が起きたのですか?

函館市競輪事業部の職員が、市が管理する競輪売上金の預金口座から不正に現金を引き出したとして逮捕されました。

逮捕されたのは誰ですか?

逮捕されたのは、函館市競輪事業部職員の近藤樹容疑者(28)です。

逮捕容疑の金額はいくらですか?

2025年8月から10月までの間に、計10回で合わせて156万2100円を不正に引き出した疑いが持たれています。

被害総額はいくらになる可能性がありますか?

函館市は、被害総額が約1130万円に上る可能性があるとして、警察に告発状を提出しています。

何が問題視されていますか?

通帳と銀行印が鍵のかかっていない金庫に保管されていた点、払い戻し書類の確認体制が不十分だった可能性、公金管理の内部統制の甘さが問題視されています。

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