札幌・中央警察署は2026年6月23日、10代後半の男性に暴行を加えたうえ、現金やゲーム機などを奪ったとして、札幌市に住む男女6人を強盗傷害の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、札幌市白石区の自称とび職・岡本優心容疑者(20)、札幌市白石区の会社員・山科琉生容疑者(20)、札幌市北区のアルバイト従業員の少年(19)、札幌市西区の個人事業主・中村光琉容疑者(20)、札幌市の自称飲食店従業員・鈴木ひより容疑者(21)、札幌市中央区の飲食店従業員・岩村優美容疑者(21)の6人です。
警察によりますと、6人は2026年5月7日夜から8日未明にかけて、札幌市中央区南8条西4丁目の路上で10代後半の男性に暴行を加えたうえ、車に乗せて連れ回し、脅迫した疑いが持たれています。
その後、男性の自宅で現金約5万8000円とゲーム機など、時価合計約15万2000円相当を奪ったとされています。
男性は、やけどや顔面打撲、頸椎捻挫などのけがをしました。
ATMで現金を引き出させようとしたか
警察によりますと、6人は札幌市中央区南7条西11丁目にある店舗のATMに男性を連れていき、現金を引き出させようとしたとみられています。
しかし、店舗の従業員が異変に気づいて110番通報したため、6人は断念し、その後逃走したということです。
男性は2026年4月末ごろ、岩村容疑者とSNSを通じて知り合い、面識がありました。
そのほかの5人とは面識がなかったということです。
警察は、男性がSNSを通じて呼び出されたとみて、詳しい経緯を調べています。
6人は否認または一部否認
警察の調べに対し、6人は容疑を否認または一部否認しています。
岡本容疑者は「被害者からあげると言われ、もらっただけです。強盗したということは間違いです」と容疑を否認しています。
山科容疑者は「脅して金や金目のものを奪ったので、その行為が強盗にあたるのはわかっていました」と一部を認める趣旨の供述をしているということです。
少年は「金やゲーム機を盗む状況を見ていないし、何を盗んだとも聞いていない」と否認しています。
中村容疑者は「殴ったり蹴ったりしていないし、脅したりもしていません」と容疑を否認しています。
鈴木容疑者は「逮捕された理由があっている部分もありますし、部分的に違う部分があります」と供述しています。
岩村容疑者は「犯人の一員だということは理解できます」と話しているということです。
トクリュウの可能性も視野に捜査
警察は、今回の事件について、匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」が関与した可能性もあるとみて調べています。
SNSを通じて若者を呼び出し、複数人で取り囲み、金品を奪うような事件は、被害者が孤立しやすく、発覚が遅れるおそれもあります。
今回の事件では、店舗従業員による110番通報が、被害拡大を防ぐきっかけになったとみられます。
警察は、6人の関係性や役割分担、事件前後のSNSでのやり取り、逃走経路、余罪の有無などを詳しく調べる方針です。
本記事は、警察発表および報道内容をもとに構成しています。被害者の安全とプライバシーに配慮し、暴行の詳細な描写は控えています。逮捕容疑は現時点のものであり、刑事裁判で有罪が確定するまでは推定無罪の原則が適用されます。

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