カンボジアで腎臓移植あっせんか 元NPO関係者ら3人逮捕 約1230万円受領疑い、海外移植の有償あっせんで全国初摘発

カンボジアでの腎臓移植を有償であっせんした疑いで一般社団法人の実質運営者ら3人が逮捕された事件を伝える報道アイキャッチ

警視庁などは、カンボジアでの腎臓移植を有償であっせんしたとして、元NPO法人関係者ら男3人を臓器移植法違反の疑いで逮捕した。

海外での臓器移植をめぐり、有償あっせん容疑で摘発されるのは全国初とされる。

逮捕されたのは、横浜市都筑区の職業不詳・菊池仁達容疑者(66)、横浜市港北区の会社員・菊池充容疑者(42)、東京都世田谷区の一般社団法人代表理事・安藤貴樹容疑者(66)の3人。

捜査関係者によると、3人は共謀し、2025年11月から今年1月にかけて、東京都内に住む70代男性に対し、カンボジアでの生体腎移植をあっせんした疑いが持たれている。

事務手数料と医師謝礼名目で約1230万円か

男性は法人側のウェブサイトを通じて相談したとみられる。

その後、事務手数料名目で300万円余り、外科医への謝礼名目で900万円超を振り込んだとされる。金銭のやり取りは合計で約1230万円に上り、警視庁などは移植あっせんの対価だった疑いがあるとみて調べている。

男性はカンボジアに渡航し、現地の病院で女性ドナーから腎臓移植を受けたとみられる。

臓器移植法は、臓器提供やあっせんに関する金銭の授受を禁じている。警視庁などは、支払われた金がどの名目で、誰に渡ったのかを慎重に確認している。

菊池容疑者は過去にも海外移植あっせんで有罪

菊池仁達容疑者は、過去にも海外での臓器移植あっせんをめぐって摘発されていた。

別のNPO法人理事長だった当時、ベラルーシでの移植あっせん事件で有罪判決を受け、現在は服役中だった。

今回の事件では、保釈期間中に新たな法人を立ち上げ、インターネット上で移植希望者を募っていたとみられる。

サイト上では、海外での移植を早期に受けられる可能性をうたう内容が掲載されていたという。警視庁などは、法人の実態や相談者の数、過去のあっせん事例についても調べている。

海外移植と有償あっせん 線引きが焦点に

今回の事件で問われているのは、海外で移植を受けたことそのものではなく、金銭を受け取って移植を仲介した疑いだ。

国内では臓器移植を待つ患者が多く、海外での治療を求める人もいる。一方で、移植をめぐる金銭授受は、ドナーの自由意思、医療安全、移植機会の公平性に関わる重大な問題を含む。

厚生労働省も、海外渡航移植をめぐる無許可の仲介行為には注意を呼びかけている。

警視庁などは、患者側の支払い経緯、現地医療機関との関係、仲介者の役割を調べるとともに、ほかにも同様の相談やあっせんがなかったかを確認する方針だ。

特記事項:本記事は、警視庁など合同捜査本部の発表、捜査関係者への取材情報および各社報道を基に構成しています。容疑者の認否、金銭の流れ、現地医療機関との関係が確認され次第、内容を更新する可能性があります。

担当:週刊TAKAPI編集部/一条

編集部まとめ

今回の焦点は、カンボジアでの腎臓移植をめぐり、元NPO法人関係者ら3人が有償あっせん容疑で逮捕された点です。

海外臓器移植をめぐる有償あっせん容疑での摘発は全国初とされ、約1230万円の金銭が移植仲介の対価だったかが調べられています。

菊池仁達容疑者は、過去にも海外移植あっせん事件で有罪判決を受けており、今回は保釈期間中に別法人を通じて関与した疑いがあります。

今後は、金銭の流れ、現地医療機関との関係、ほかの相談者の有無が捜査の中心になります。

Qカンボジアでの腎臓移植あっせん事件とは何ですか?
A東京都内の70代男性に対し、カンボジアでの生体腎移植をあっせんし、対価として約1230万円を受け取った疑いで元NPO法人関係者ら3人が逮捕された事件です。
Q逮捕されたのは誰ですか?
A菊池仁達容疑者(66)、菊池充容疑者(42)、安藤貴樹容疑者(66)の3人です。
Q何の法律違反が疑われていますか?
A臓器移植法違反の疑いです。同法は、臓器提供やあっせんに関する金銭授受を禁じています。
Qなぜ全国初の摘発とされるのですか?
A海外での臓器移植をめぐり、有償あっせん容疑で摘発されるのは全国初とされています。
Q今後の焦点は何ですか?
A約1230万円の金銭の流れ、現地医療機関や仲介者との関係、ほかの相談者の有無、患者側の支払い経緯が焦点になります。
リアルタイム
サイト訪問者数
35

コメント

0件

まだコメントはありません。最初のコメントを投稿してみませんか。

コメントを投稿する

名前は空欄でも投稿できます。その場合は「匿名」と表示されます。