横浜市南区中村町で7月19日夕方、道路を横断していた保育園児の3歳男児がバンにはねられ、搬送先の病院で死亡した。
神奈川県警は、バンを運転していた相模原市南区在住の自称設備業、青山洋久容疑者(52)を過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕。男児の死亡を受け、過失運転致死容疑に切り替えて事故原因を調べている。
信号機も横断歩道もない交差点で事故
事故があったのは、19日午後6時ごろ。現場は横浜市南区中村町にある、信号機や横断歩道のない交差点だった。
道路の幅は約3.3メートルとされ、男児は道路の反対側にいた祖母のもとへ向かうため、1人で道路を横断していたとみられている。
そこへ走ってきたバンが男児をはねた。男児は意識不明の重体で病院へ搬送されたが、その後、死亡が確認された。
「何かに乗り上げる感覚があった」
警察によると、青山容疑者は事故直後に車を停止し、後方を確認したという。
取り調べに対し、「何かに乗り上げる感覚があったので、すぐに車を止めて後ろを確認し、子どもをひいてしまったと認識した」「私が車でひいたことに間違いありません」などと説明し、容疑を認めているとされる。
警察は当初、過失運転傷害の疑いで青山容疑者を現行犯逮捕した。その後、男児の死亡が確認されたことから、過失運転致死容疑に切り替えて捜査を進めている。
祖母が道路の反対側に
事故当時、男児の祖母は道路を挟んだ反対側にいたとみられている。
男児がどこから道路へ出たのか、バンの運転席から男児を確認できる状況だったのか、事故直前の車の速度やブレーキ操作については明らかにされていない。
警察は青山容疑者から事情を聴くとともに、現場の状況や車両の状態、周辺の防犯カメラなどを確認し、事故までの詳しい経緯を調べている。
見通しや速度、発見の遅れが捜査の焦点
現場は道幅の狭い生活道路にある交差点で、信号機と横断歩道は設置されていなかった。
今後の捜査では、青山容疑者が交差点へ進入した際の速度、前方や周囲を十分に確認していたか、男児を発見してから衝突するまでに回避できる可能性があったかなどが焦点となる。
一方、速度超過や具体的な注意義務違反については、現時点では確定していない。警察が実況見分や車両の検証を通じて判断するとみられる。
編集部まとめ
信号機も横断歩道もない道路を横断していた3歳の男児が、バンにはねられて死亡した。
事故当時、道路の反対側には祖母がいたとされるが、男児が横断を始めた経緯や、運転手から男児がどのように見えていたのかは分かっていない。
事故原因を考えるうえでは、運転手の確認状況だけでなく、道路の見通しや車の速度、交差点の構造などを客観的に検証する必要がある。幼い子どもは車との距離や速度を正確に判断することが難しいため、生活道路では通常以上に慎重な運転が求められる。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項:本記事は提供された警察発表および報道内容をもとに構成しています。男児が道路へ出た詳しい経緯、車両の速度、運転手が男児を認識した時点、具体的な注意義務違反の有無は公表されていません。逮捕は有罪を意味するものではありません。
この記事の要点
2026年7月19日午後6時ごろ、横浜市南区中村町の信号機や横断歩道がない交差点で、道路を横断していた保育園児の3歳男児がバンにはねられた。男児は意識不明の重体で病院へ搬送されたが、その後、死亡が確認された。警察はバンを運転していた52歳の男を過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕し、男児の死亡を受けて過失運転致死容疑に切り替えて捜査している。運転手は車で男児をひいたことを認めており、警察が車の速度、前方確認、現場の見通し、事故直前の状況を詳しく調べている。
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