千葉県教育委員会は7月22日、県内の公立学校に勤務する教諭や校長、事務職員ら計6人を懲戒処分にしたと発表しました。
処分理由は、自校の女子生徒や男子児童に対する性暴力、知人女性へのわいせつ行為、駅構内の男子トイレでの盗撮、同僚へのハラスメントなどです。6人のうち、男性教諭3人が懲戒免職となりました。
自校の女子生徒に性暴力 高校教諭を懲戒免職
県内の公立高校に勤務する30代の男性教諭は、昨年11月上旬から今年5月上旬にかけ、自校の女子生徒に性暴力などを行ったとして懲戒免職となりました。
女子生徒から相談を受けた養護教諭が校長に報告し、事案が明らかになりました。
生徒を守る立場にある教員が、在籍する生徒に性暴力を行った重大な服務規律違反と判断されました。
男子児童への性暴力で小学校教諭も免職
別の県内公立小学校に勤務する30代の男性教諭は、今年2月、自校の男子児童に性暴力などを行ったとして懲戒免職となりました。
児童の保護者から相談を受けた学級担任が教頭に報告したことで発覚しました。
県教委は、この教諭に対する管理監督責任を問い、勤務先の校長も減給処分としました。
知人女性へのわいせつ行為で懲戒免職
別の県内公立小学校に勤務する30代の男性教諭は、今年5月、県内で知人の成人女性に対し、同意を得ずにわいせつな行為をしたとして懲戒免職となりました。
女性の家族が勤務先の校長に報告し、事案が判明したということです。
県教委は、学校外での行為であっても、教育公務員としての信用を著しく失墜させたと判断しました。
男子トイレで複数回盗撮 21歳主事を停職6か月
船橋市立塚田小学校の手塚陽仁主事(21)は、昨年秋ごろから12月4日までの間、駅構内などの男子トイレで複数回にわたり盗撮したとして、停職6か月の懲戒処分となりました。
船橋市教育委員会が警察から報告を受け、行為を把握しました。
学校職員による盗撮は、被害者の尊厳を侵害するだけでなく、児童や保護者、地域社会から寄せられる学校への信頼を大きく損なう行為です。
同僚女性へのハラスメントで停職1か月
県北西部の県立高校に勤務する61歳の男性教諭は、2023年4月から昨年10月にかけ、前任校の女性教諭に対してハラスメント行為をしたとして、停職1か月となりました。
長期間にわたる行為によって職場環境を悪化させたことが問題視され、県教委が処分を決定しました。
懲戒免職3人、停職2人、減給1人
今回処分されたのは、男性教諭4人、校長1人、学校事務職員1人の計6人です。
処分の内訳は、懲戒免職3人、停職6か月1人、停職1か月1人、減給1人となっています。
児童・生徒への性暴力が複数含まれているほか、盗撮やわいせつ行為、職場でのハラスメントなど、学校教育への信頼を根底から揺るがす事案が相次いで明らかになりました。
編集部まとめ
今回の処分では、児童や生徒を守る立場にある教員による性暴力が2件含まれ、3人が懲戒免職となりました。
被害を受けた児童や生徒からの訴えに加え、保護者、養護教諭、学級担任を通じて事案が把握された点からも、学校内外に複数の相談経路を確保する重要性が浮かびます。
千葉県教委は一連の行為について、「児童・生徒や保護者の信頼を著しく損なう行為であり、極めて遺憾」とし、各学校に再発防止策の徹底を指示しました。
今後は、研修や注意喚起にとどまらず、相談窓口の実効性、管理職への報告体制、教職員による性暴力や盗撮を早期に把握する仕組みを具体的に検証し、処分後の再発防止策を継続的に公表することが求められます。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項
本記事は、千葉県教育委員会が7月22日に発表した懲戒処分の内容を基に構成しています。被害を受けた児童・生徒や関係者の特定につながる情報は掲載していません。性暴力やわいせつ行為に関する記述は、発表内容を踏まえ、被害者の尊厳とプライバシーに配慮しています。
性暴力や盗撮など6件の処分内容
千葉県教育委員会は、県内公立学校の教職員ら6人を懲戒処分としました。自校の女子生徒や男子児童に対する性暴力、知人女性へのわいせつ行為で男性教諭3人が懲戒免職となり、男子トイレで盗撮した事務職員は停職6か月、同僚女性へのハラスメントを行った男性教諭は停職1か月となりました。男子児童への性暴力を行った教諭の勤務先校長も、監督責任を問われ減給処分となっています。
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