福岡県八女市上陽町の星野川で7月22日、友人らと川遊びをしていた21歳の男性が水中に沈み、搬送先の病院で死亡した。
八女警察署によると、死亡したのは久留米市田主丸町に住む中国籍の看護助手、王科軒(おう・かけん)さん(21)。王さんは当時、自身を含む友人5人で星野川を訪れ、シュノーケリングをしていた。
「上がってこない」友人が消防に通報
事故が起きたのは、八女市上陽町の「ホタルと石橋の里公園」付近を流れる星野川。
22日午後4時50分ごろ、王さんがシュノーケリングをしていたところ、突然水面から姿を消した。一緒にいた友人が「1人が上がってこない」と消防に通報した。
消防の潜水隊などが水中を捜索し、王さんを通報から約30分後に救助した。
救助時は意識不明 約2時間後に死亡確認
王さんは救助された時点で意識がなく、救急搬送された。
病院で治療が続けられたものの、通報から約2時間後に死亡が確認された。
21歳の王さんは久留米市内に住み、看護助手として勤務していた。休日に友人らと訪れた川で事故に巻き込まれたとみられ、警察は一緒にいた4人から話を聴くなどして、当時の状況を詳しく調べている。
現場付近では6月にも15歳高校生が死亡
今回の事故現場付近では6月にも、川遊びをしていた15歳の男子高校生が溺れて死亡する事故が発生している。
同じ地域で約2カ月の間に若者2人が命を落とす水難事故が続いたことになる。
星野川は自然豊かな場所として知られる一方、場所によって水深や流れが大きく変わる可能性がある。水面が穏やかに見えても、川底が急に深くなっていたり、水中で複雑な流れが発生していたりすることもある。
シュノーケリングでは顔を水中に向ける時間が長く、周囲との距離や流れの変化に気づくのが遅れるおそれもある。
警察が事故当時の状況を調査
警察は、王さんが水中に沈む直前の様子や、当時の水深、水流などを確認するとともに、一緒にいた友人らから詳しく事情を聴いている。
ライフジャケットなどの安全装備を着用していたかについては、現時点で明らかになっていない。
事故原因については引き続き調査が進められている。
編集部まとめ
福岡県八女市の星野川で、友人らと川遊びをしていた看護助手の王科軒さん(21)が水中に沈み、通報から約2時間後に死亡が確認された。
現場付近では6月にも15歳の男子高校生が死亡している。約2カ月の間に同じ地域で若者の命が相次いで失われた事実は、川の危険が外見だけでは判断できないことを改めて示している。
夏休みや行楽シーズンを迎え、川に入る際はライフジャケットを着用し、単独行動を避けるだけでなく、泳ぎに慣れていても水深や流れが急変する可能性を前提に行動する必要がある。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項
本記事は、八女警察署および消防の発表、2026年7月23日時点の報道内容を基に構成しています。事故原因は警察が調査中です。今後の発表により、当時の状況や事故の経緯が更新される可能性があります。
約2カ月で若者2人が死亡 星野川で続く水難事故
福岡県八女市の星野川で、看護助手として勤務していた王科軒さん(21)が友人らとの川遊び中に水中へ沈み、通報から約2時間後に死亡した。事故現場付近では6月にも15歳の男子高校生が死亡しており、短期間に若者の水難死亡事故が続いている。警察は友人らへの聞き取りを進め、当時の水深や水流、安全装備の有無などを調べている。
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