授業で教室が無人になった時間を狙い、4クラスに侵入して生徒44人の財布などから現金を盗んだ疑いが持たれている。
福岡県警南署は22日、福岡市南区の私立高校に通う高校2年の男子生徒(16)を窃盗などの疑いで逮捕した。
被害総額は約20万7500円。男子生徒は「教室に入って現金を盗んだことは間違いありません」と容疑を認めているという。
授業中に4教室へ侵入か
警察によると、男子生徒は2026年5月29日午前9時20分ごろから午前11時15分ごろまでの間、自身が通う高校の4つの教室に侵入した疑いが持たれている。
当時、生徒たちは別の場所で授業を受けており、教室内は無人だったとみられる。
男子生徒は教室に残されていた財布などから現金を抜き取った疑いがあり、被害を受けた生徒は合わせて44人に上った。
被害総額は20万7500円
授業を終えて教室へ戻った生徒たちが、財布から現金がなくなっていることに気付き、教職員へ相談した。
複数の教室で被害が相次いで確認されたことから警察へ通報され、事件が発覚した。
短時間に4教室を回り、44人から現金を盗んだ疑いが持たれている点から、警察は男子生徒が教室の利用状況や授業時間を把握した上で犯行に及んだ可能性も含め、詳しい経緯を調べている。
別の窃盗事件で逮捕後に浮上
男子生徒は6月、別の窃盗事件で滋賀県警に逮捕されていたという。
その後の取り調べで、今回の校内窃盗についても関与を認める供述をしたことから、福岡県警が裏付け捜査を進めていた。
警察は、盗んだ現金の使い道や、校内外でほかにも同様の犯行を繰り返していなかったか調べている。
同じ学校の生徒が44人を狙った疑い
今回の事件では、外部から侵入した人物ではなく、被害者と同じ学校に通う男子生徒が逮捕された。
生徒にとって身近な同級生が、授業中の教室を回って財布から現金を盗んだ疑いが持たれているだけに、金銭的な被害だけでなく、生徒同士の信頼関係にも影響を及ぼす可能性がある。
学校側には、教室を離れる際の私物管理や施錠方法の見直しに加え、被害を受けた生徒への心理的なケアも求められる。
学校は「生徒の安全管理に一層努め、再発防止に取り組む」とコメントしている。
編集部まとめ
授業で教室が無人になった約2時間の間に4クラスへ侵入し、44人の財布などから計20万7500円を盗んだ疑いで、同じ高校に通う16歳の男子生徒が逮捕された。
一件当たりの被害額だけでなく、被害者が44人に上る規模の大きさが今回の事件の特徴だ。
別の窃盗事件で逮捕されたことをきっかけに今回の容疑が浮上しており、警察は盗んだ金の使い道や余罪の有無を調べている。
週刊TAKAPI編集部/一条
特記事項
逮捕された男子生徒は16歳のため、氏名、顔写真、学校名など本人を特定できる情報は掲載しません。男子生徒は容疑を認めているとされていますが、処分や刑事責任については今後の捜査と司法手続きで判断されます。
44人が被害に遭った校内窃盗の全容
福岡市南区の私立高校で、授業中に無人となった4教室へ侵入し、生徒44人の財布などから現金計約20万7500円を盗んだ疑いで、高校2年の男子生徒が逮捕されました。外部からの侵入ではなく、同じ学校に通う在校生による犯行とされる点が大きな特徴です。別の窃盗事件の捜査をきっかけに関与が浮上しており、警察は盗んだ金の使い道や余罪の有無を調べています。
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