【警察訪問の翌日に2人死亡】「別れ話で口論」「自殺しそう」と110番 施錠された部屋で男女の遺体 大分市

大分市牧の集合住宅で警察訪問の翌日に男女2人の遺体が見つかり、事件の可能性を含めて捜査されている状況を伝える報道イメージ

「彼女との別れ話で口論になっている」

「自殺しようとしているようだ」

友人からの110番通報を受け、警察官が集合住宅の一室を訪れた。室内には交際関係にあったとみられる男女がいたが、2人はけがや暴力を否定。男性も自殺の意図を否定したため、警察は事件性や自殺の危険性は低いと判断し、その場を離れた。

しかし翌日、施錠された同じ部屋から2人の遺体が見つかった。

死亡していたのは、大分市牧に住む自営業の栁井和明さん(31)と、交際相手とみられるアルバイト従業員の長迫由香利さん(39)。

警察は、最初の通報から遺体が発見されるまでの間に何が起きたのか、事件の可能性も含めて慎重に調べている。

別れ話をめぐる口論 友人が110番通報

警察によると、20日未明、栁井さんの友人から110番通報があった。

友人は「彼女との別れ話で口論になっている」「自殺しようとしているようだ」と説明したという。

栁井さんはこの前後、友人宛てに自殺をほのめかす内容のSNSメッセージを送っていたとされる。

通報を受けた警察官が午前3時ごろに部屋を訪れると、栁井さんと長迫さんはともに飲酒した状態で室内にいた。

男性は「帰れ」と怒鳴るも、自殺の意図を否定

警察官の訪問に対し、栁井さんは大声で「帰れ」などと怒鳴ったという。

一方、2人に目立ったけがはなく、暴力行為も否定した。

栁井さんは自殺する意図を否定し、長迫さんも口論やけんかを否定したとされる。

警察は、2人の受け答えや当時の室内状況などから、事件性や自殺の危険性は低いと判断し、その場を離れた。

翌日、別の友人が「連絡が取れない」と相談

その後、2人と連絡が取れなくなった。

心配した別の友人が21日夕方、警察へ相談した。

警察官が大分市牧の集合住宅を訪れ、室内を確認したところ、栁井さんと長迫さんの遺体が見つかった。

部屋には鍵がかかっていたという。

警察は室内の状況を確認するとともに、第三者が出入りした形跡がなかったか調べている。

男性は窒息死、女性は失血死

司法解剖の結果、栁井さんの死因は首の圧迫による窒息死と判明した。

栁井さんの手のひらには切り傷が確認されたという。

一方、長迫さんの死因は失血死だった。

長迫さんの背中には複数の刺し傷があり、顔には鈍器のようなもので受けたとみられる傷があった。

室内からは複数の刃物も見つかったとされ、警察が傷との関連を調べている。

警察が離れた後、部屋で何が起きたのか

捜査の最大の焦点は、20日未明に警察官が部屋を離れてから、21日夕方に2人の遺体が発見されるまでの経緯だ。

警察は、2人の交際関係や別れ話の内容、SNSや通話履歴、死亡推定時刻、室内に残された刃物などを詳しく調べている。

長迫さんの複数の刺し傷が、いつ、どのように付けられたのか。

栁井さんの首が圧迫された状況に、第三者が関与した可能性はないのか。

施錠された室内で起きた出来事を、現場の痕跡やデジタルデータから解明する方針だ。

警察の初動判断も検証へ

最初の通報には、「別れ話で口論」「自殺しようとしている」という切迫した内容が含まれていた。

一方、警察官が現場を確認した時点では、2人に目立ったけがはなく、暴力や自殺の意図も否定していた。

当時の状況で、警察がその後の死亡を予測できたかどうかは明らかになっていない。

今後は、警察官が現場でどのような確認を行ったのか、友人から寄せられた情報をどこまで把握していたのか、その後の見守りや再確認が必要な状況ではなかったのかも検証されるとみられる。

編集部まとめ

「別れ話で口論になっている」「自殺しようとしているようだ」との通報を受け、警察官が現場を訪れた翌日、同じ部屋で男女2人が遺体となって見つかった。

女性には複数の刺し傷があり、死因は失血死。男性は首の圧迫による窒息死だった。

室内は施錠され、複数の刃物も見つかっている。

警察の初動対応が適切だったのかという検証は必要だが、当時2人がけがや暴力、自殺の意図を否定していた状況も踏まえる必要がある。

まず求められるのは、憶測ではなく、20日未明から遺体発見までに起きた出来事の解明だ。

警察は事件の可能性も含め、SNSや通話記録、室内の状況、2人の傷の位置や凶器との関連を慎重に調べている。

週刊TAKAPI編集部/一条

特記事項

警察は事件の可能性を含め、2人が死亡した詳しい経緯を捜査しています。現時点で、第三者の関与や2人の間で何が起きたのかは明らかになっていません。警察の初動対応についても、今後の調査結果が判明するまでは断定的な評価を避ける必要があります。

Q大分市牧で亡くなった2人は誰ですか?
A部屋に住む自営業の栁井和明さん(31)と、交際相手とみられるアルバイト従業員の長迫由香利さん(39)です。
Q警察は遺体発見前にも部屋を訪れていたのですか?
A20日未明、友人から「別れ話で口論になっている」「自殺しようとしているようだ」と110番通報があり、警察官が午前3時ごろに部屋を訪れていました。
Q警察が最初の訪問時に部屋を離れた理由は何ですか?
A当時、2人に目立ったけがはなく、暴力行為を否定していました。栁井さんは自殺の意図を否定し、長迫さんも口論を否定したため、警察は事件性や自殺の危険性は低いと判断したとされています。
Q2人の死因は何ですか?
A司法解剖の結果、栁井さんは首の圧迫による窒息死、長迫さんは失血死と判明しました。長迫さんの背中には複数の刺し傷、顔には鈍器のようなもので受けたとみられる傷が確認されています。
Q警察は現在何を調べていますか?
A警察官が部屋を離れてから遺体が発見されるまでの経緯、2人のSNSや通話履歴、死亡推定時刻、室内で見つかった複数の刃物、第三者の関与の有無などを調べています。

警察訪問から遺体発見までに何が起きたのか

大分市牧の集合住宅で、警察官が別れ話や自殺を心配する通報を受けて訪問した翌日、男女2人が遺体で見つかりました。男性は首の圧迫による窒息死、女性は複数の刺し傷による失血死と判明。部屋は施錠され、室内から複数の刃物も見つかっています。現時点で死亡に至る具体的な経緯や第三者の関与は明らかになっておらず、警察が事件の可能性を含めて捜査しています。

この記事に関する情報提供、現地写真・動画、関係者からの証言などをお持ちの方は、メール(info@108takapi.jp)、各種SNSのDM、または公式LINEまでお寄せください。週刊TAKAPI編集部が内容を確認のうえ、取材・報道の参考とさせていただきます。

リアルタイム
サイト訪問者数
40

コメント

0件

まだコメントはありません。最初のコメントを投稿してみませんか。

コメントを投稿する

名前は空欄でも投稿できます。その場合は「匿名」と表示されます。