香川県立高松北中学校で外国語指導助手(ALT)を務めていたフィリピン国籍の男性(34)について、香川県警が別の女子生徒に対する不同意わいせつ容疑で、5日にも再逮捕する方針を固めたことが分かった。
男性は岡山市北区に住む英会話講師。女子生徒への行為を巡って今年7月に逮捕されており、県警は複数の生徒が被害を受けた可能性があるとみて捜査している。
マンツーマンの英語テスト中に触った疑い
捜査関係者によると、男性は2025年11月10日、高松北中学校で英語のマンツーマン・スピーキングテストを行っていた際、女子生徒の体を触った疑いが持たれている。
男性は別の女子生徒への行為を巡り、2026年7月に逮捕された。その後の捜査で、ほかの生徒からも同様の被害申告が確認されたため、県警が再逮捕に向けた手続きを進めている。
被害を訴えている生徒の人数や、それぞれの行為の具体的な内容は明らかになっていない。
学校は11月に相談把握、県教委へ12月報告
学校側は2025年11月、生徒から男性の行為について相談を受けていた。
同校は翌12月に香川県教育委員会へ報告したが、ほかの複数の生徒からも被害の訴えが出ていたにもかかわらず、県教委から警察への相談や通報は行われなかった。
事件が捜査機関へ伝わったのは、2026年5月に保護者が県警へ通報してからだった。
最初の相談から警察への通報まで半年近くを要したことになり、学校と県教委が当時の情報をどのように評価し、どのような対応を取ったのかが問われている。
県警、複数被害の可能性を捜査
県警は、男性が授業や試験など生徒と接する機会を利用して行為に及んだ可能性も含め、詳しい状況を調べている。
あわせて、学校が最初の相談を把握してから県教委へ報告するまでの経緯や、県教委が警察に連絡しなかった理由についても確認を進めている。
教育現場で生徒から性的被害の訴えがあった場合、被害の拡大を防ぎ、生徒の安全を確保するための初動対応が極めて重要となる。
編集部まとめ
元ALTの男性を巡っては、複数の女子生徒が被害を訴えており、県警は別の生徒への行為についても再逮捕する方針だ。
一方、学校は2025年11月に相談を把握し、県教委も12月には報告を受けていたが、警察への連絡は保護者が通報するまで行われなかった。今後は男性の行為だけでなく、被害申告を把握した後の学校と県教委の対応が適切だったのかも焦点となる。
週刊TAKAPI編集部/一条
特記事項
本記事は、2026年8月5日時点の捜査関係者への取材および提供された報道内容を基に作成しています。
男性は再逮捕前の捜査段階であり、有罪が確定したわけではありません。被害を訴えた生徒は未成年のため、氏名や学年など個人の特定につながる情報は掲載していません。
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