【茨城県鉾田市】「離岸流」に巻き込まれたか ベトナム国籍の男性2人が海で溺れ1人死亡 浅瀬でも沖へ流される危険

茨城県鉾田市上幡木の海岸でベトナム国籍の男性2人が溺れ1人が死亡し、離岸流に巻き込まれた可能性がある水難事故を伝える週刊TAKAPIの報道アイキャッチ

茨城県鉾田市の海岸で8月8日、海に入って遊んでいたベトナム国籍の男性2人が溺れ、このうち1人が死亡しました。

2人は「ヘッドランド」と呼ばれる人工的に整備された岬の内側にいたとみられ、当時はひざが水につかる程度の浅い場所だったということです。

警察は、岸から沖へ向かって強く流れる「離岸流」に巻き込まれた可能性があるとみて、当時の詳しい状況を調べています。

午前11時ごろ、鉾田市上幡木の海岸で2人が溺れる

事故があったのは、茨城県鉾田市上幡木の海岸です。

8日午前11時ごろ、海に入って遊んでいたベトナム国籍の男性2人が波にのまれ、溺れました。

異変に気付いた近くのサーファー3人が救助に向かい、2人を海から助け出しました。

このうち1人は救助された時点で意識がなく、病院へ搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。

もう1人の男性は軽傷です。

ひざ程度の浅い場所から流されたか

2人が遊んでいたとみられるのは、「ヘッドランド」と呼ばれる人工的な岬の内側でした。

事故当時、2人がいた場所は、ひざが水につかる程度の深さだったとみられています。

一見すると危険性が低いようにも見える浅い場所ですが、警察は、2人が離岸流に巻き込まれた可能性があるとみています。

死亡した男性と、軽傷だった男性がどのような経緯で沖へ流されたのかなど、事故当時の詳しい状況が調べられています。

「離岸流」とは 岸から沖へ流れる強い海水の流れ

離岸流とは、海岸に押し寄せた波によって岸付近にたまった海水が、沖へ戻る際に生じる強い流れです。

岸と平行ではなく、岸から沖方向へ流れるのが特徴で、発生地点では泳いでも思うように岸へ戻れなくなることがあります。

特に注意が必要なのが、今回の事故現場付近にもある「ヘッドランド」の周辺です。

ヘッドランドは海岸の砂が流出するのを抑える目的などで設置された人工的な岬ですが、その周辺では海水の流れが複雑になり、離岸流が発生しやすい場所があります。

警察は、こうした場所には立ち入らないよう注意を呼び掛けています。

「浅いから安全」とは限らない ヘッドランド周辺に注意

今回の事故では、2人がいたとされる場所の水深がひざ程度だった点も重要です。

海では水深だけで危険性を判断することはできません。離岸流が発生すると、浅瀬からでも沖方向へ流される可能性があります。

離岸流に巻き込まれた場合、流れに逆らって真正面から岸へ戻ろうとすると体力を消耗するおそれがあります。一般的には、岸と平行方向へ移動して流れから外れた後、岸へ向かうことが重要とされています。

ただし、今回の2人が実際にどのような流れに巻き込まれたのかについては確定しておらず、警察が状況を調べています。

編集部まとめ

茨城県鉾田市上幡木の海岸で8月8日午前、ベトナム国籍の男性2人が溺れ、1人が死亡、もう1人が軽傷となりました。

2人はヘッドランドの内側にある、ひざ程度の浅い場所で遊んでいたとみられています。

警察は「離岸流」に巻き込まれた可能性があるとみて調べるとともに、ヘッドランド周辺には立ち入らないよう注意を呼び掛けています。

週刊TAKAPI編集部/成田

特記事項:2026年8月8日時点で確認されている報道内容を基に、事故経過と「離岸流」の危険性が分かるよう独自に再構成しています。離岸流が事故の直接的な原因だったことは現時点で確定していないため、「可能性がある」として記載しています。

Q鉾田市の海岸で何がありましたか?
A2026年8月8日午前11時ごろ、茨城県鉾田市上幡木の海岸で、ベトナム国籍の男性2人が溺れました。
Q2人の容体はどうなりましたか?
A1人は意識がない状態で病院へ搬送され、その後死亡が確認されました。もう1人は軽傷です。
Q2人はどこで遊んでいたのですか?
Aヘッドランドと呼ばれる人工的に作られた岬の内側で、ひざが水につかる程度の浅い場所にいたとみられています。
Q離岸流とは何ですか?
A海岸付近の海水が岸から沖へ向かって強く流れる現象です。流れに巻き込まれると、浅い場所からでも沖方向へ流される危険があります。
Q今回の事故原因は離岸流で確定していますか?
A確定していません。警察は離岸流に巻き込まれた可能性があるとみて、事故当時の詳しい状況を調べています。

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