兵庫県川西市の小学校敷地内で小学1年の7歳男児が乗用車にはねられ重傷を負った事件で、逮捕された児童指導員の古川恵利香容疑者(53)=宝塚市=が、別の児童を迎えるため学校を訪れ、正門から敷地内に入った直後に男児と接触した疑いがあることが分かった。
古川容疑者は接触したこと自体は認める一方、事故に気付かなかったとして、救護しなかった点については否認していると報じられている。
本記事は、兵庫県警の発表内容と27日夜から28日未明にかけて明らかになった複数の報道内容を突合し、第一報後に判明した情報を中心に再構成した。
別の児童を迎えるため来校 正門から入り右折直後に接触か
事故は27日午前11時ごろに発生した。
古川容疑者は、デイサービスを利用する別の児童を迎えるため、乗用車で小学校を訪れていたとされる。
正門から敷地内に入り、右折した直後、7歳男児と接触した疑いが持たれている。
男児については、下校中だったとの報道がある一方、事故当時しゃがんでいたとの情報もあり、接触時の正確な姿勢や位置については現時点で一本化されていない。
古川容疑者が事故のあった小学校に勤務していたとの情報は確認されていない。「児童指導員」という職種と、当日の来校目的は区別する必要がある。
学校名は公表されていない。
男児は右側頭部と右鎖骨を骨折 命に別状なし
事故後、学校関係者から警察に、正門付近で児童が車にはねられ、頭部から出血しているとの通報があった。
男児は病院へ搬送され、右側頭部と右鎖骨を骨折するなどの重傷。搬送時に意識はあり、命に別状はないとされている。
現場は公道上ではなく、小学校の敷地内だった。
事故当時の車の速度や見通し、男児がいた正確な位置など、衝突に至る詳しい状況は明らかになっていない。
ナンバーの一部や映像から容疑者を特定
第一報では分かっていなかった、容疑者特定までの経緯も明らかになった。
事故を目撃した児童が車のナンバーの一部を覚えていたほか、学校の駐車場で該当するとみられる車が確認されたとされる。
警察は、防犯カメラや車載ドライブレコーダーなども確認し、古川容疑者を特定。ひき逃げや過失運転致傷などの疑いで逮捕した。
接触は認める一方「気付かなかった」と説明
古川容疑者は警察の調べに対し、安全確認が不十分で男児と接触し、大けがをさせたことについては認める趣旨の供述をしているとされる。
一方、事故後に救護や通報をせず現場を離れたとされる点については、接触したことに気付かなかったため救護しなかったという趣旨の説明をし、救護義務違反について否認していると報じられている。
事故を起こした際の安全確認の状況に加え、古川容疑者が接触を認識していたかどうかが今後の捜査上の焦点となる。
警察は、防犯カメラやドライブレコーダーの映像、車両の状況などを確認し、事故前後の詳しい経緯を調べている。
週刊TAKAPI 編集部/成田
特記事項
古川恵利香容疑者は逮捕段階であり、刑事責任が確定したものではありません。
事故当時の男児については、「下校中だった」「しゃがんでいた」とする情報があり、接触時の正確な姿勢や位置は現時点で確定していません。また、車の速度や古川容疑者が接触を認識した時点についても捜査中です。
ひき逃げにあたるかを含む最終的な事実認定は、今後の捜査や司法手続きによります。
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