東京都中野区の商業施設「中野ブロードウェイ」にある高級時計店で、販売価格あわせて約2億円相当の腕時計4本が盗まれた事件で、警視庁は27日、チリ国籍の20代と30代の男2人を窃盗の疑いで逮捕した。
2人は事件後に東京から離れ、大阪市内の同じ建物にいたところを警視庁の捜査員に相次いで確保された。警視庁は盗まれた腕時計の行方や、事件前後の行動を詳しく調べている。
「TIME WALKER」のショーケースを破壊 約10秒で4本盗む
事件が起きたのは8月25日午前11時50分ごろ。
現場は、中野ブロードウェイ1階にある高級時計買い取り販売店「TIME WALKER(タイムウォーカー)」。
男2人は営業中の店に入り、入り口付近のショーケースをハンマーでたたき割り、高級腕時計4本を持ち去った疑いが持たれている。
盗まれたのは「リシャール・ミル」3本と「パテック・フィリップ」1本で、販売価格はあわせて約2億円相当。
犯行にかかった時間はわずか10秒ほどだった。
当時、店内にいた店員にけがはなく、客はいなかった。
事件直後の店内では割れたショーケースのガラスが床に散乱し、犯行に使われたとみられるハンマーが残されていた。
1人は電動キックボードで逃走 約400メートル先で発見
犯行後、2人は現場から逃走した。
捜査関係者によると、このうち1人は電動キックボードを使って逃げたとみられている。
その後、現場から約400メートル離れた場所で、逃走に使われたとみられる電動キックボードが見つかった。付近には2人が着用していたとみられる衣類や帽子も残されていた。
2人はいったん別方向へ逃げた後、再び合流したとみられている。
警視庁は周辺の防犯カメラ映像などを解析し、逃走した人物の特定を進めていた。
防犯カメラから2人を特定 大阪市内の同じ建物で確保
捜査の結果、チリ国籍の20代と30代の男2人が浮上し、警視庁は窃盗容疑などで逮捕状を取って行方を追っていた。
27日夜、2人が大阪市内の同じ建物にいることを確認。
1人が建物から出てきたところを捜査員が確保し、その約40分後、もう1人も建物内で確保された。
2人は事件の数日前に日本へ入国していたという。
盗まれた時計と同じモデル1点を押収
警視庁は2人を確保した際、盗まれた高級腕時計と同じモデルの時計1点を押収した。
警視庁は残る3本の腕時計の行方を追うとともに、犯行前の行動や東京から大阪へ移動した経緯などについて捜査を進めている。
約2億円相当の高級腕時計4本が白昼の商業施設からわずか約10秒で持ち去られた事件は、発生から2日後に容疑者2人が逮捕される展開となった。
編集部まとめ
今回の事件では、営業中の店舗でショーケースが破壊され、約2億円相当の高級腕時計4本が短時間で持ち去られた。
警視庁は防犯カメラ映像などから2人を特定し、事件発生から2日後に大阪市内で身柄を確保した。今後は、盗まれた腕時計の回収とともに、犯行前後の行動や事件の詳しい経緯の解明が焦点となる。
2人は窃盗の疑いで逮捕された段階であり、有罪が確定したものではない。
週刊TAKAPI編集部/一条
特記事項
この記事は、2026年8月27日夜から28日未明までに確認された捜査関係者への取材を基にした報道など、複数の情報を照合して構成しています。
逮捕された2人は窃盗の疑いを持たれている段階であり、今後の捜査や司法手続きによって事実関係が更新される可能性があります。
国籍は逮捕された人物について確認された属性情報として記載しており、特定の国籍と犯罪行為を一般化して関連付ける趣旨ではありません。
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