北九州市若松区の保育施設で、感染性胃腸炎が疑われる集団発生が確認された。市が8月28日に公表した資料によると、0歳から5歳までの園児40人と40代の女性職員1人の計41人に、嘔吐や下痢などの症状が確認された。
28日時点では7人に症状が残っているものの、いずれも快方に向かっており、重症者はいない。市保健所が感染拡大防止の指導を行うとともに、原因などを調べている。
8月24日に施設から保健所へ報告
市の公表資料によると、施設から北九州市保健所に集団発生について報告があったのは8月24日。
発症した園児40人の男女別内訳は、男児18人、女児22人。このほか40代の女性職員1人に症状が確認された。
園児を年齢別にみると、0歳8人、1歳12人、2歳4人、3歳7人、4歳7人、5歳2人となっている。
市の8月28日発表を基準にした発症状況は、19日1人、20日8人、21日6人、22日9人、23日5人、24日2人、25日4人、26日0人、27日5人、28日1人で、計41人となった。
なお、市がこれ以前に公表した感染性胃腸炎の集団発生資料には18日からの発症者を計上した別の集計もあるため、本記事では最新の8月28日発表資料を基準としている。
公式資料の主な症状は「嘔吐、下痢」
北九州市が8月28日に公表した資料では、主な症状として「嘔吐、下痢」が記載されている。一方、一部の報道では発熱の症状も伝えられているため、発熱については市の公式資料に記載された症状とは分けて扱う必要がある。
市は発生状況や調査結果から、食中毒の可能性は低いとみている。
一方、感染性胃腸炎の原因となった具体的な病原体や感染経路については明らかになっていない。施設名も公表されていない。
嘔吐物の処理や施設内消毒を指導
市保健所は施設に対し、園児や職員の健康調査を行うとともに、嘔吐物の適切な処理、施設内の消毒・清掃など感染拡大を防止するための対応を指導した。
また、家庭内での二次感染を防ぐための注意喚起も求めている。
北九州市は感染予防策として、食事前やトイレの後には手洗いを徹底すること、下痢や嘔吐などの症状がある人は食品を直接取り扱わないことなどを呼びかけている。
編集部まとめ
発症者は41人に上ったが、重症者は確認されていない。原因となった病原体や感染経路は特定されておらず、今後の調査結果が焦点となる。
週刊TAKAPI 編集部/一条
特記事項
施設名、原因病原体、感染経路は公表されていません。人数や発症状況は北九州市の8月28日発表を基準としています。
出典:北九州市「保育施設における感染性胃腸炎(疑い)の集団発生について(令和8年8月28日)」
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