愛知県高浜市に本社を置く「おとうふ工房いしかわ」が展開する直営店で、閉店が相次いでいる。
同社は「とうふや豆蔵 知立店」(愛知県知立市)を2026年9月23日で閉店する。8月には西尾市と岐阜県大垣市の店舗も営業を終えており、約5週間余りで3店舗が閉店することになる。
一方、おとうふ工房いしかわは2026年に法人化から35周年を迎えたほか、7月には一部店舗を「風土市場まめぞう」としてリニューアルしている。今回の相次ぐ閉店について、会社側はいずれも「諸般の事情」としており、具体的な理由は明らかにしていない。
「とうふや豆蔵 知立店」9月23日で閉店
おとうふ工房いしかわは9月9日、直営する「とうふや豆蔵 知立店」を9月23日で閉店すると発表した。
知立店は愛知県知立市上重原6丁目12番地にあり、豆腐をはじめ、パンやスイーツ、ドーナツ、弁当、惣菜、菓子、農産物などを扱ってきた。
会社側は閉店について、
「諸般の事情により、2026年9月23日をもちまして閉店することとなりました」
と説明。利用客への感謝を示すとともに、今後も他の直営店舗や同社商品の利用を呼びかけている。
閉店の具体的な理由については公表していない。
8月16日から9月23日までに3店舗が閉店
注目されるのは、知立店だけではない。
おとうふ工房いしかわでは、8月以降、直営店舗の閉店が続いている。
8月16日
「とうふや豆蔵 西尾花ノ木店」(愛知県西尾市)が閉店。
8月31日
「とうふや豆蔵 アクアウォーク大垣店」(岐阜県大垣市)が閉店。
9月23日
「とうふや豆蔵 知立店」(愛知県知立市)が閉店予定。
最初の西尾花ノ木店の閉店から知立店の閉店まで38日間。5週間余りの間に、愛知・岐阜の3店舗が相次いで営業を終える形となる。
3店舗について、会社側はいずれも閉店理由を「諸般の事情」としており、個別の売り上げや店舗運営コスト、契約などとの関係は明らかにされていない。
そのため、現時点で閉店の背景を業績悪化や特定の経営事情と結びつけることはできない。
「おとうふ工房いしかわ」とは?2026年で35周年
株式会社おとうふ工房いしかわは、愛知県高浜市に本社を置く食品メーカー。
豆腐をはじめとする大豆加工品のほか、パン、ドーナツ、スイーツなどを製造・販売し、直営店や飲食店も展開している。
同社によると、1991年に個人事業だった「石川豆腐店」を「有限会社おとうふ工房いしかわ」として法人化した。
原点として掲げてきたのが、
「自分の子どもに食べさせたい豆腐を造ろう」
という考えだ。
2026年5月には法人化35周年を発表。豆腐メーカーから事業を広げ、現在では大豆加工品、菓子、パン、スイーツ、惣菜など幅広い商品を扱っている。
3店舗閉店の一方で「風土市場まめぞう」へリニューアルも
短期間で3店舗が閉店するとなると、店舗網そのものを縮小しているようにも見える。
ただし、現在確認できる会社側の動きを見る限り、単純な「一斉縮小」と判断するのは早い。
おとうふ工房いしかわは2026年7月、東浦店と幸田店を「風土市場まめぞう」としてリニューアルオープン。三重県の菰野テラスについても「風土市場まめぞう」として展開している。
さらに店舗一覧には、ららぽーと安城店や岡崎エルエルタウン店、Tポート高浜店、イオンモール熱田店、イオンモール長久手店、イオンモール常滑店など、複数の直営店舗が掲載されている。
つまり、今回確認された動きは「閉店」だけではなく、既存店の閉店と業態転換・リニューアルが並行している。
今後、店舗網をどのように再編していくのかが注目される。
なぜ「とうふや豆蔵」は3店舗を相次いで閉店するのか
現段階では、ここが最大の未確認点だ。
西尾花ノ木店、アクアウォーク大垣店、知立店について、公式発表で示された理由はいずれも「諸般の事情」にとどまっている。
このため、
・店舗ごとの採算性
・人手不足の影響
・賃貸借契約との関係
・原材料費や人件費などコスト上昇の影響
・店舗ブランド再編の一環なのか
といった点については、公式発表だけでは確認できない。
一方で、「とうふや豆蔵」から「風土市場まめぞう」へ転換した店舗があることを考えると、今後は閉店店舗だけでなく、直営店全体のブランド構成がどう変わるのかも見る必要がありそうだ。
週刊TAKAPIでは、今回の3店舗閉店の理由や今後の出店・店舗再編方針について、追加情報が確認でき次第追記する。
とうふや豆蔵 知立店はいつまで営業?
知立店の最終営業日は2026年9月23日。
所在地は愛知県知立市上重原6丁目12番地。会社の店舗案内では「まめの市 とうふや豆蔵」として掲載されている。
閉店後の跡地利用や後継店舗については、現時点で公式な発表は確認できていない。
※本記事は公開されている企業情報、報道内容、地域特性、市場動向などをもとに編集部が独自に考察した内容です。企業や関係者が公表している出店理由・経営方針を断定するものではなく、一部に編集部の見解や推測が含まれます。最新かつ正確な情報は、各企業・自治体の公式発表をご確認ください。
週刊TAKAPI編集部:黒木

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