滋賀県守山市で23日朝、「ダチョウが徘徊している」と警察に通報があり、市街地を歩く大型の鳥を警察官が確認した。
最初の通報から約2時間後、鳥は市内の集合住宅の敷地内で捕獲された。確認の結果、ダチョウではなく、市内の移動動物園が飼育していたエミューだった。
移動動物園側は、エミューをアメリカダチョウとともに玄関先の庭で放し飼いにしており、扉は施錠していたと説明している。なぜ飼育場所から外へ出たのか、詳しい経緯は分かっていない。
午前6時45分ごろ「ダチョウが徘徊している」
最初の通報があったのは23日午前6時45分ごろ。
守山市吉身1丁目の交差点付近で、大型の鳥を目撃した人から「ダチョウが徘徊している」と警察に連絡が入った。
鳥は体長約2メートルとみられ、その後も付近から「ダチョウを見た」とする目撃情報が複数寄せられた。
通報を受けて警察官が現場周辺を確認し、午前7時ごろ、市内を歩いている大型鳥を発見した。
その後、鳥はJR守山駅方向へ移動したとされる。一部報道では、警察がパトカーで追ったものの足が速く、いったん見失ったと伝えられている。
朝の市街地で体長約2メートルの大型鳥が歩いているという異例の事態となり、警察が周辺を警戒しながら捜索を続けた。
約2時間後、集合住宅の敷地内で捕獲
最初の通報から約2時間後となる午前8時40分ごろ、市内の集合住宅の敷地内で対象の鳥が見つかり、捕獲された。
捕獲後に確認したところ、鳥の正体はダチョウではなく、市内の移動動物園が飼育しているエミューだった。
エミューはオーストラリア原産の大型の走鳥類で、長い首と脚を持ち、個体によっては体高が2メートル近くになる。
今回、一般からの通報では「ダチョウ」と認識されていたが、遠くから大型鳥を短時間見ただけで種類を正確に見分けることは容易ではない。
速報段階では「ダチョウ徘徊」として情報が伝わり、捕獲後にエミューだったことが判明した形だ。
移動動物園「扉は施錠していた」
移動動物園側によると、逃げたエミューは、飼育しているアメリカダチョウとともに玄関先の庭で放し飼いにしていた。
扉は施錠していたという。
園長は報道機関の取材に対し、これまで同様のことはなく、驚いているとする趣旨の説明をしている。
一方、施錠された飼育場所からなぜエミューが外へ出ることができたのか、園側が脱走に気づいた時刻や具体的な脱出経路については、現時点で明らかになっていない。
今回の一件で人がけがをしたとの情報や、大きな物的被害は報じられていない。
ただ、体長約2メートルの大型鳥が朝の市街地を移動していたことから、車両や歩行者との接触につながる可能性もあった。今後は脱出経路の確認と、同様の事態を防ぐための飼育設備の点検が焦点となる。
「ダチョウ」と「エミュー」なぜ間違えた?
今回の通報で「ダチョウ」とされた背景には、大型走鳥類の外見が似ていることがある。
ダチョウはアフリカ原産で、現生する鳥類の中では最大級。一方、エミューはオーストラリア原産で、一般的にはダチョウより小さいものの、長い首と脚、大きな体を持つ。
市街地で突然大型鳥を目撃した人が、瞬時に種まで判別するのは難しい。
そのため今回の「ダチョウが徘徊している」という情報は、あくまで警察へ寄せられた目撃者からの通報内容であり、捕獲後の確認でエミューと判明した。
編集部まとめ
守山市で23日朝に目撃された大型鳥は、最初の通報から約2時間後に市内の集合住宅敷地内で捕獲された。
当初は「ダチョウ」と通報されていたが、実際には移動動物園が飼育するエミューだった。
園側は飼育場所の扉を施錠していたと説明している。現時点で最大の疑問は、なぜエミューが外へ出ることができたのかという点だ。
けが人などの被害は報じられていないが、大型鳥が市街地を移動した以上、再発を防ぐためにも脱出経路や飼育設備の確認が必要となる。
週刊TAKAPI 編集部
特記事項
この記事は2026年9月23日午後までに確認されたMBSニュースなどの報道を基に構成しています。
午前6時45分ごろの通報、警察官による目撃、午前8時40分ごろの捕獲、捕獲された個体が移動動物園のエミューだったことが報じられています。
一方、具体的な脱出経路、園側が脱走を把握した時刻、行政による指導の有無などは現時点で明らかになっていません。一部報道で伝えられているパトカーによる追跡についても、警察発表の詳細は確認されていません。

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