愛知県は9月28日、県内全域にインフルエンザ注意報を発令した。
第38週(9月14~20日)の県全体の定点医療機関当たり報告数が15.12となり、注意報の指標「10」を上回った。
豊橋市でも患者報告数が急増している。市内9カ所の定点医療機関における第38週の定点当たり報告数は10.67。前週の4.22から約2.5倍となった。
豊橋は1.11→2.33→4.22→10.67
豊橋市が9月28日に更新したデータによると、市内の定点医療機関当たり報告数は、第35週(8月24~30日)が1.11、第36週(8月31日~9月6日)が2.33、第37週(9月7~13日)が4.22、第38週(9月14~20日)が10.67だった。
第35週から第38週まで4週連続で上昇しており、1.11から10.67へ約9.6倍となった。
特に直近1週間では4.22から10.67へ増加しており、患者報告数の伸びが加速している。
「10.67」は豊橋市内で確認された患者の総数ではない。市内9カ所の定点医療機関から1週間に報告された患者数を、定点医療機関数で割った値となる。
愛知県は15.12 前週6.58から2倍超
愛知県全体でも患者報告数が大きく増えている。
第38週の定点医療機関当たり報告数は15.12で、前週の6.58から約2.3倍となった。
県は163カ所の定点医療機関から患者数の報告を受けている。
愛知県では、全県平均の定点医療機関当たり報告数が「10」を上回ることを注意報発令の指標としており、第38週に15.12となったことから、9月28日に県内全域へ注意報を発令した。
今回の注意報は豊橋市が独自に発令したものではなく、愛知県が県内全域を対象に発令したものとなる。
一方、豊橋市の定点当たり報告数も10.67まで上昇しており、市内でも患者報告数が増えていることが確認できる。
今季は8月末に流行入り 前シーズンより早い推移
愛知県の2026/27年シーズンは、第35週(8月24~30日)の段階で県平均が流行入りの目安となる「1」を上回り、すでにインフルエンザの流行入りとなっている。
前シーズンの2025/26年は第41週に流行入りし、注意報が発令されたのは2025年11月6日だった。
今季は9月28日の段階ですでに注意報水準まで上昇しており、前シーズンより早い時期から患者報告数が増えている。
愛知県は今後、全県平均の定点医療機関当たり報告数が「30」を上回った場合、県内全域にインフルエンザ警報を発令するとしている。
第38週の15.12は、現時点では警報基準には達していない。
手洗い・咳エチケット 早めのワクチン接種も
愛知県は感染拡大を防ぐため、外出後の手洗いや、症状がある場合のマスク着用など咳エチケットの徹底を呼びかけている。
室内では適度な湿度を保ち、十分な休養とバランスの取れた食事を心掛けることも重要としている。
ワクチン接種を希望する人には早めの接種を勧めているほか、流行時には人混みや繁華街への外出を控えること、発症した場合には早めに医療機関を受診し、水分補給と休養を取るよう案内している。
編集部まとめ
豊橋市のインフルエンザ定点医療機関当たり報告数は、第35週の1.11から第38週には10.67まで上昇した。直近1週間では4.22から約2.5倍となっている。
愛知県全体も6.58から15.12へ上昇し、県は9月28日、県内全域にインフルエンザ注意報を発令した。
今後は豊橋市の定点報告数がさらに上昇するか、市内の学校や保育施設などで学級・学年閉鎖が広がるか、県平均が警報基準の30へ近づくかが確認点となる。
週刊TAKAPI 編集部/黒木
特記事項
この記事は2026年9月28日時点で公表された愛知県および豊橋市の感染症情報をもとに構成しています。
豊橋市の「10.67」は患者総数ではなく、市内9カ所の定点医療機関における1医療機関当たりの1週間の患者報告数です。
今回のインフルエンザ注意報は愛知県が県内全域を対象に発令したものであり、豊橋市が単独で注意報を発令したものではありません。

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