【愛知】大村知事「こういう人には来てほしくなかった」タイ・テックボール関係者の食事投稿巡り波紋

タイで相次いで報道 SNSでは批判

大村知事の発言はタイでもすぐに報じられた。

タイの複数メディアが、愛知県知事がタイのテックボール関係者による食事投稿を「再生数稼ぎ」と批判したとの内容を伝え、SNSでは知事の姿勢を批判する反応が出ている。

一方、日本全体の評判低下を懸念する反応も報じられている。

ただし、SNS上の投稿をタイ社会全体やタイ代表選手団全体の意見として扱うことはできない。

「大会側の食事ではない」は公式説明

大村知事側の発言の背景として重要なのが、大会組織委員会が9月22日に出していた公式説明だ。

組織委員会は、テックボール会場の飲食について批判的なSNS投稿を把握しているとしたうえで、その飲食について、

「組織委員会が提供したものではない」

と明確にしていた。

さらにテックボール自体も、通常競技と同じ運営方式ではなく、国際競技団体側が広範な運営責任を負う条件で追加されている。

したがって、「食事の提供主体は誰だったのか」という点だけを見れば、大会組織委員会側には反論の根拠がある。

それでも「発言の適否」は別の問題

一方、運営上の責任分担が明確だったとしても、大会組織委員会会長でもある県知事が、海外選手団関係者について「来てほしくなかった」と発言したことが適切だったかどうかは別の論点になる。

国際大会では、発言が海外でどう翻訳され、どのように受け止められるかによって影響が大きく変わる。

今回、タイ側で「食事問題の責任を選手側に転嫁している」と受け止める声が出た背景には、大会運営上の責任関係だけでは説明できない、言葉そのものの問題がある。