静岡市が東海エリアの女性向け賃貸物件ランキングで首位に立った。浜松駅は2位を維持し、三島駅は前年27位から13位へと大幅に順位を上げた。愛知県では豊橋駅が6位に入り、名古屋駅の10位を上回る結果となった。
今回のランキングは、賃貸物件情報を提供するCHINTAIが、女性向け賃貸物件検索サイト「Woman.CHINTAI」の問い合わせデータをもとに集計したもの。
ただし、今回紹介するのは2024年に発表されたランキングであり、2026年の最新順位ではない。
静岡県・愛知県・岐阜県・三重県の東海4県を対象に、女性ユーザーから問い合わせが多かった駅を順位付けしている。
女性が住みたい街ランキング2024|東海エリア1位は静岡駅
ランキングで1位となったのは、JR静岡駅だった。
前年の3位から2つ順位を上げ、東海エリアの首位に浮上した。
2位には浜松駅が入り、前年の順位を維持。3位は前年1位だった愛知県名古屋市の新栄町駅となった。
東海エリアの女性が住みたい街TOP20
順位/駅名/前年順位
1位 静岡駅(静岡県)/3位
2位 浜松駅(静岡県)/2位
3位 新栄町駅(愛知県)/1位
4位 太閤通駅(愛知県)/7位
5位 矢場町駅(愛知県)/4位
6位 豊橋駅(愛知県)/11位
7位 東別院駅(愛知県)/8位
8位 千種駅(愛知県)/5位
9位 尾頭橋駅(愛知県)/25位
10位 名古屋駅(愛知県)/9位
11位 鶴舞駅(愛知県)/6位
12位 本陣駅(愛知県)/24位
13位 三島駅(静岡県)/27位
14位 高岳駅(愛知県)/14位
14位 中村公園駅(愛知県)/16位
16位 今池駅(愛知県)/13位
17位 桜山駅(愛知県)/12位
18位 上前津駅(愛知県)/10位
18位 八田駅(愛知県)/54位
20位 日比野駅(愛知県)/20位
※順位は2024年発表の調査結果。前年順位は2023年のもの。
静岡駅が女性に人気の理由は?交通アクセスと買い物環境が強み
静岡駅が1位となった背景には、交通アクセスの良さと駅周辺の商業施設の充実がある。
静岡駅は東海道新幹線の停車駅で、東京方面と名古屋方面の双方へ移動しやすい。
駅周辺には、駅直結の商業施設「パルシェ」のほか、松坂屋静岡店や静岡PARCOなどが集まっている。
通勤・通学だけでなく、買い物や飲食などの日常生活を駅周辺で完結させやすいことも特徴だ。
また、静岡市中心部には駿府城公園などの緑豊かな場所もあり、都市機能と自然環境が比較的近い距離に存在している。
こうした環境が、女性の一人暮らしを検討する人にとって魅力の一つになっていると考えられる。
ただし、今回の調査は問い合わせ数に基づくものであり、個々の回答者が静岡駅を選んだ理由を直接調査したものではない。
三島駅は27位から13位へ急上昇!注目される静岡県東部の住宅エリア
今回のランキングで特に大きく順位を上げたのが、静岡県三島市の三島駅だ。
前年27位から13位へと14ランク上昇した。
三島駅は東海道新幹線の停車駅で、首都圏へのアクセスに優れている。
東京都内への通勤や出張などを考える人にとって、交通利便性は大きな特徴となる。
さらに、三島市は富士山の伏流水が湧き出る「水の都」として知られている。
市街地には水辺の景観や緑が残り、都市生活と自然環境の両方を享受できる街としての特色がある。
三島市は2026年の住みここちランキングでも県内2位
三島市への注目は、2024年の女性向け賃貸物件ランキングだけに限らない。
大東建託が発表した「街の住みここちランキング2026<静岡県版>」では、三島市が前年4位から2位に上昇した。
こちらは実際に住んでいる人の居住満足度を調べたもので、女性向け賃貸物件の問い合わせランキングとは調査方法が異なる。
それでも、三島市の住環境が評価されていることを示す結果といえる。
愛知県では豊橋駅が6位!名古屋駅を上回る結果に
東三河地域で注目したいのが、JR豊橋駅の順位だ。
豊橋駅は前年11位から6位へと上昇し、トップ10入りを果たした。
さらに、名古屋駅の10位を上回っている。
豊橋駅は東海道新幹線、JR東海道本線、飯田線、名鉄名古屋本線などが利用できる東三河地域の主要な交通拠点だ。
駅周辺には商業施設や飲食店が集まり、豊橋鉄道の路面電車や路線バスも利用できる。
豊橋駅の順位上昇は何を意味するのか
今回のランキングでは、豊橋駅が名古屋駅より上位となった。
ただし、これをもって豊橋市全体の居住満足度が名古屋市を上回ったと判断することはできない。
今回の調査は、あくまで女性向け賃貸物件への問い合わせ数をもとにしたものだからだ。
また、問い合わせ数には掲載物件数や募集条件、家賃水準などが影響する可能性もある。
豊橋駅周辺の賃貸住宅に一定の需要があることを示す一方、実際の転入者数や居住満足度とは区別して考える必要がある。
【編集部の考察】女性が住みたい街は「大都市中心」から変化しているのか
今回のランキングで興味深いのは、静岡駅、浜松駅、豊橋駅、三島駅など、東海地方の主要都市や交通拠点が上位に入っている点だ。
女性向け賃貸住宅を探す際には、交通アクセス、生活利便性、家賃、周辺環境など、複数の条件が判断材料になると考えられる。
特に地方都市では、駅周辺に商業施設や公共交通機関が集まっていることが、日常生活の利便性につながる。
一方で、名古屋市内の駅も多数ランクインしており、今回の結果だけで大都市から地方都市へ人気が移っていると断定することはできない。
女性の住まい選びでは防犯面も重要な視点
女性の一人暮らしでは、駅からの距離や買い物環境に加え、防犯面も重要な検討事項となる。
例えば、夜間の街灯の状況、駅から自宅までの人通り、建物のセキュリティー設備などだ。
ただし、今回のランキングは治安の良さや犯罪発生率を比較したものではない。
上位に入った駅だから安全性が高いというわけではなく、物件ごとの立地や周辺環境を確認する必要がある。
女性が住みたい街ランキングは2026年の最新調査なのか?
今回紹介した「静岡駅1位、浜松駅2位、三島駅13位」という順位は、2024年発表の「Woman.CHINTAI」のランキングだ。
一方、2026年には大東建託が別の調査方法による「街の住みここち&住みたい街ランキング2026<東海版>」を発表している。
こちらの住みたい街・自治体ランキングでは、名古屋市が1位、東京23区が2位、横浜市が3位となった。
調査対象、集計方法、駅単位か自治体単位かという違いがあるため、両ランキングの順位を直接比較することはできない。
今回のランキングは賃貸物件への問い合わせデータをもとにしている。
そのため、問い合わせをした人が実際に契約したか、引っ越したかまでは示していない。
駅周辺の家賃は、築年数、間取り、駅からの距離、建物設備などによって異なる。
ランキング上位という理由だけで家賃が安いとは判断できない。
掲載物件数や問い合わせの集まり方などによって順位は変動する。
また、今回の調査は賃貸住宅の問い合わせが対象であり、持ち家の購入希望や実際の居住満足度まで評価しているわけではない。
まとめ|静岡駅が首位、三島駅と豊橋駅の順位上昇にも注目
2024年に発表された東海エリアの女性向け賃貸物件ランキングでは、静岡駅が前年3位から1位に上昇した。
浜松駅は2位を維持し、三島駅は27位から13位へと大きく順位を上げた。
愛知県では豊橋駅が6位となり、名古屋駅を上回る結果となった。
ただし、ランキングは賃貸物件への問い合わせ動向を示すもので、住みやすさや安全性を総合的に評価したものではない。
今後の住宅需要を考えるうえでは、家賃相場や人口移動、実際の居住満足度なども合わせて確認することが重要だ。
週刊TAKAPI 編集部/黒木
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