鹿児島県立校の59歳教諭を戒告 横断歩道の男性はね全治約3カ月「人がいないことに慣れた」

鹿児島県姶良市の交差点で県立学校の59歳男性教諭が横断歩道を渡っていた60代男性を車ではね、戒告処分を受けた事故を伝える報道アイキャッチ

鹿児島県教育委員会は2026年7月10日、通勤途中に乗用車で歩行者をはね、けがを負わせたとして、姶良・伊佐地区の県立学校に勤務する男性教諭(59)を戒告の懲戒処分にした。

事故は1月15日午前6時ごろ、姶良市東餅田の交差点で発生した。教諭が車で右折した際、横断歩道を渡っていた60代男性と衝突。男性は全治約3カ月のけがを負った。

右折時に横断中の男性と衝突

県教委によると、教諭は自家用車で勤務先へ向かう途中だった。

交差点を右折した際、進行方向の横断歩道を歩いていた男性の確認が遅れ、車を衝突させたとされる。

事故後、被害男性は治療を受け、約3カ月を要するけがと診断された。県教委は事故の内容や被害の程度などを踏まえ、教諭を戒告処分とした。

「歩行者がいないことに慣れていた」

県教委の聞き取りに対し、教諭は「歩行者がいないことに慣れてしまっていた」と説明したという。

事故が起きたのは午前6時ごろで、周囲が暗い時間帯だった可能性もある。右折時は対向車だけでなく、横断歩道の両側や進行方向の死角まで確認する必要がある。

今回の説明からは、慣れた通勤経路で生じた思い込みや、確認不足が事故につながった可能性が浮かぶ。

本年度4件目の教職員懲戒処分

今回の処分で、鹿児島県教委による本年度の教職員懲戒処分は4件となった。

県教委教職員課は、今回の事故について遺憾の意を示し、すべての学校職員が自分自身の問題として受け止めるよう、交通安全に関する指導を徹底するとしている。

通勤途中の交通事故であっても、被害の程度や法令違反の内容によっては懲戒処分の対象となる。今回は被害男性が重いけがを負ったことも、処分判断に影響したとみられる。

編集部まとめ

今回の事故は、慣れた道路での「いつも通り」という感覚が、安全確認を鈍らせる危険を示した。

県教委は再発防止を徹底するとしている。今後は各学校で、通勤時を含めた具体的な交通安全指導をどう強化するかが問われる。

週刊TAKAPI編集部/成田

特記事項:本記事は、鹿児島県教育委員会の発表および各社報道を基に構成しています。処分内容や事故状況について新たな発表が確認された場合、内容を更新することがあります。

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