奈良市の山中で、三重県伊賀市に住む44歳の女性と20歳の娘とみられる2人の遺体が見つかった事件で、三重県警は7月17日、母親の交際相手だった奈良市の会社員、今北享宏容疑者(37)を死体遺棄の疑いで逮捕した。
遺体が見つかったのは、奈良市月ケ瀬尾山の名張川に近い山中。2人はいずれもビニールシートに包まれた状態だった。
警察は、遺体が伊賀市に住む母娘とみて身元の確認を急ぐとともに、特別捜査本部を設置。2人が死亡した経緯や、今北容疑者が事件にどのように関わったのかを詳しく調べている。
名張川近くの山中に2人の遺体
警察によると、今北容疑者は奈良市月ケ瀬尾山の山中に、女性2人の遺体を遺棄した疑いが持たれている。
現場は名張川に近い山林で、遺体はいずれもビニールシートに包まれていた。
遺体の状態や詳しい発見場所、死亡時期については明らかになっていない。警察は司法解剖などを通じて、死因の特定を進めるとみられる。
発端は5月の安否確認
事件が動き始めたのは今年5月だった。
女性の安否を心配した関係者から警察に確認を求める連絡があり、警察が母娘の行方を調べていた。
捜査の過程で、母親と交際していた今北容疑者が浮上。警察が事情を聴いたところ、2人の遺体を山中に遺棄したことを認める趣旨の説明をしたという。
その後、供述に基づいて山中を捜索した結果、ビニールシートに包まれた2人の遺体が見つかった。
逮捕容疑は死体遺棄 死亡経緯は捜査中
今回の逮捕容疑は死体遺棄であり、現時点で2人を死亡させた人物や詳しい経緯は明らかになっていない。
警察は、今北容疑者と母親の交際状況や、母娘が行方不明になる直前の行動、関係者とのやり取りなどを確認している。
今北容疑者が遺体を遺棄した時期や方法、現場を選んだ理由についても捜査を進める。
母娘の身に何が起きたのか
安否確認の依頼から約2カ月後、母娘とみられる遺体が県境を越えた奈良市の山中から見つかった。
遺体がビニールシートで包まれていたことから、自然死や事故ではなく、何者かが死亡後に運び込んだ可能性がある。
ただし、殺人事件と断定できる段階ではない。警察は死因や死亡場所を特定したうえで、死体遺棄に至った経緯と今北容疑者の関与を慎重に調べる方針だ。
編集部まとめ
母親の安否を心配する関係者からの連絡をきっかけに、44歳の女性と20歳の娘とみられる2人の遺体が奈良市の山中で見つかった。
母親の交際相手だった37歳の男は、遺体を遺棄した疑いで逮捕されたが、母娘がいつ、どこで、どのように死亡したのかは分かっていない。
今後は司法解剖の結果に加え、母娘が行方不明になる前後の足取り、今北容疑者の供述と客観的な証拠が捜査の中心となる。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項:本記事は警察発表および各社報道を基に構成しています。遺体の身元と死亡経緯は確認中です。逮捕は有罪を確定するものではありません。
奈良山中で見つかった母娘とみられる遺体を巡る捜査の焦点
奈良市月ケ瀬尾山の山中で、三重県伊賀市に住む44歳女性と20歳の娘とみられる遺体2体が、ビニールシートに包まれた状態で見つかりました。三重県警は、母親の交際相手だった今北享宏容疑者(37)を死体遺棄容疑で逮捕しています。事件は女性の安否を心配した関係者からの連絡をきっかけに発覚しました。今後は遺体の正式な身元、死因、死亡時期、母娘が山中へ運ばれた経緯、今北容疑者の関与が捜査の焦点となります。
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