「トー横」で16歳少女に睡眠薬など約200錠を販売か 24歳男を逮捕

東京・歌舞伎町のトー横で16歳少女に睡眠薬など約200錠を販売した疑いで24歳男が逮捕された事件の報道用アイキャッチ

東京・歌舞伎町の通称「トー横」で、16歳の女子高校生に睡眠薬や精神安定剤など約200錠を販売したとして、24歳の男が逮捕されました。

警視庁は、男が医療費の自己負担が実質的にない児童らを病院に受診させ、処方薬を回収して販売していた可能性があるとみて、薬の入手経路や余罪を調べています。

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約200錠を9万円で販売した疑い

逮捕されたのは、井上翔太容疑者(24)です。

警察によりますと、井上容疑者は2026年5月、新宿区歌舞伎町の「トー横」で、当時16歳の女子高校生に睡眠薬と精神安定剤を合わせて約200錠、9万円で販売した疑いなどが持たれています。

調べに対し、井上容疑者は「友人から手軽に金を稼げる方法だと勧められ、去年の冬ごろから始めた」などと話し、容疑を認めているということです。

児童の医療費助成制度を悪用か

警視庁は、井上容疑者が医療費の自己負担がほとんどない児童らに医療機関を受診させ、処方された睡眠薬などを回収していたとみています。

入手した薬は「トー横」に集まる少女らに販売していた可能性があり、制度を悪用して処方薬を確保する手口だった疑いがあります。

児童の医療費助成制度は、子どもが必要な医療を受けられるよう自治体が医療費を支援する仕組みです。処方薬を第三者に販売する目的で利用することは、制度の趣旨を大きく逸脱する行為です。

大量服用で意識障害や呼吸抑制の危険

睡眠薬や精神安定剤は、医師が患者の症状や体質を確認したうえで処方する医薬品です。

他人に処方された薬を服用した場合、成分や適正な服用量を把握できず、複数の薬との併用によって重い副作用が出るおそれがあります。短時間に大量服用すれば、意識障害や呼吸抑制を起こし、命に関わる危険もあります。

警視庁は「薬の過剰摂取は命に関わる危険がある。悪意を持った大人がいることに注意してほしい」と呼びかけています。

「グリ下」に続き若者が集まる場所で相次ぐ処方薬事件

大阪・ミナミの通称「グリ下」では、生活保護の医療扶助で入手したとみられる大量の処方薬を少女らに譲り渡した事件が明らかになっています。

今回の事件でも、若者が集まる場所を拠点に、制度を利用して入手した処方薬が未成年者に流れていた疑いが浮上しました。

両事件は制度や入手方法が同一とは限りませんが、処方薬が金銭目的で若者に流通し、オーバードーズにつながる構図は共通しています。

愛知・東三河でも流通への警戒を

処方薬の不正販売は、事件が起きた地域だけの問題ではありません。SNSや交友関係を通じて地域を越えて流通する可能性があり、愛知県や東三河でも警戒が必要です。

家庭や学校では、他人から薬を受け取らないことや、自分に処方された薬を他人に渡さないことを確認する必要があります。

不審な薬の売買や、未成年者が大量の錠剤を所持している状況を見かけた場合は、警察や学校、相談機関への連絡が求められます。

編集部まとめ

「トー横」で16歳の女子高校生に睡眠薬など約200錠を販売したとして、24歳の男が逮捕されました。

警視庁は、児童の医療費負担を軽減する制度が処方薬の入手に悪用された可能性があるとみています。処方薬は違法薬物より身近に見える一方、大量服用すれば生命に直結する危険があります。

若者への注意喚起だけでなく、医療機関や薬局、自治体が不自然な受診や大量処方を早期に把握する仕組みも問われています。

週刊TAKAPI編集部/一条

特記事項:本記事は警察発表などの公表情報を基に構成しています。逮捕は容疑段階であり、刑事責任は今後の捜査や司法手続きによって判断されます。医療費助成制度を利用する児童や家庭全体を問題視するものではありません。

Q逮捕された男は何をした疑いが持たれていますか
A2026年5月、新宿・歌舞伎町の「トー横」で、当時16歳の女子高校生に睡眠薬と精神安定剤を合わせて約200錠、9万円で販売した疑いなどが持たれています。
Q逮捕されたのは誰ですか
A井上翔太容疑者(24)です。警察の調べに対し、容疑を認めているとされています。
Q処方薬はどのように入手していたとみられていますか
A医療費の自己負担がほとんどない児童らを医療機関に受診させ、処方された睡眠薬などを回収していた疑いがあります。
Q男はなぜ薬の販売を始めたと話していますか
A「友人から手軽に金を稼げる方法だと勧められ、去年の冬ごろから始めた」などと供述しているということです。
Q他人から処方薬を買ったり受け取ったりする危険は何ですか
A成分や適正な服用量が分からないまま服用すると、意識障害や呼吸抑制などを起こす危険があります。大量服用や複数薬の併用は命に関わるおそれがあります。

若者の居場所に流れ込む処方薬

東京・歌舞伎町の「トー横」で、16歳の女子高校生に睡眠薬や精神安定剤など約200錠を9万円で販売したとして、24歳の男が逮捕されました。警視庁は、児童の医療費負担を軽減する制度を利用して処方薬を入手し、少女らに販売していた疑いがあるとみています。大阪・ミナミの「グリ下」でも処方薬を若者に譲渡する事件が確認されており、若者が集まる場所を狙った薬の流通が深刻な問題となっています。

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