名古屋市北区の老人ホームで、入所していた92歳の女性に暴行を加えたとして起訴された元介護職員、田中明男被告(71)=名古屋市港区=の初公判が9日、名古屋地裁で開かれました。
田中被告は起訴内容を認めました。検察側は拘禁刑1年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めています。
92歳女性の顔を複数回殴ったとされる
起訴状などによると、田中被告は2026年6月、勤務していた名古屋市北区の老人ホームで、入所していた92歳女性の顔を複数回殴るなどの暴行を加えたとされています。
公判では、被害女性の親族が撮影した映像が示されました。
映像には、田中被告が女性の顔を何度も殴り、さらに蹴る様子が残っていたとされています。
暴行時の発言も明らかに
法廷では、田中被告が暴行の際、「いつも言っとるわ」「いつもウソついとる」などと発言していたことも明らかになりました。
検察側は、遅くとも2025年6月ごろから暴行を繰り返し、ストレス発散のために次第に行為がエスカレートしていったと指摘しています。
この継続的な暴行について、判決でどこまで事実として認定されるかは現段階では確定していません。
被害女性の娘「今年に入り顔にあざが増えた」
被害女性の娘は、2026年に入ってから母親の顔にあざができることが増えていたと説明し、「できるだけ重い判決を」と求めました。
今回の公判では、親族が撮影した映像が示され、暴行時の発言も明らかになっています。
一方、公開されている公判内容では、老人ホーム側の管理体制や監督責任が主要な争点になっているとの情報は確認できません。
施設側がそれ以前に女性の異変を把握していたか、どのような確認体制を取っていたかについては、今後の審理や施設側の説明で確認される可能性があります。
判決は9月25日に言い渡される予定です。
週刊TAKAPI 編集部
特記事項
この記事は2026年9月9日の名古屋地裁での初公判に関する公開情報をもとに構成しています。
田中被告は起訴内容を認めていますが、判決は確定していません。2025年6月ごろから暴行を繰り返していたとの内容や動機に関する説明は検察側の主張であり、判決による事実認定とは区別しています。
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