名古屋・今池「ひょーげもん」で16人食中毒 サルモネラ属菌検出、18人グループの約9割が発症

名古屋市千種区今池の「串焼き・巻き串工房 ひょーげもん」で18人中16人が食中毒を発症し、サルモネラ属菌検出と営業禁止処分を伝える報道アイキャッチ

名古屋市千種区今池5丁目の飲食店「串焼き・巻き串工房 ひょーげもん」で食事をした18人のグループのうち16人が、腹痛や下痢、発熱、悪寒などの症状を訴え、名古屋市保健所がサルモネラ属菌による食中毒と断定したことが分かりました。

市は8月7日、同店に対して飲食店営業の禁止処分を行いました。患者16人はいずれも快方に向かっているということです。

7月31日に18人で利用 翌朝から症状

名古屋市によりますと、18人のグループは7月31日に「串焼き・巻き串工房 ひょーげもん」を利用しました。

その後、16人が腹痛、下痢、発熱、悪寒などを発症。最初の発症は8月1日午前9時ごろでした。18人のうち16人が発症しており、割合は約89%に上ります。

8月3日、千種保健センターに医療機関から「7月31日に千種区の飲食店を利用し、一緒に利用した複数人が体調不良になっている」と連絡があり、市が調査を開始しました。

患者からサルモネラ属菌を検出

調査では、患者らに共通する食事が同店で提供されたものだけだったことに加え、患者の検便からサルモネラ属菌が検出されました。

さらに、診察した医師から食中毒の届け出があったことなどから、名古屋市保健所は7月31日に同店が提供した食事を原因とする食中毒と判断しました。

菌の検査は名古屋市衛生研究所が実施しています。

キャベツ、炊き餃子、巻き串、串焼きなどを提供

名古屋市が公表した当日の料理には、

お通しキャベツ、ピリパリピーマン、前菜4種盛、鶏白湯の炊き餃子、長芋の竜田揚げ、巻き串3種、串焼き2種、漬け卵ご飯などが含まれています。

ただし、市は現時点で、このうち特定の料理や食材を原因食品として公表していません。

「キャベツが原因」「串焼きが原因」などと個別の料理に結び付けることはできず、確認されているのは「7月31日に同店で提供された食事」が原因と判断されたという点までです。

名古屋市が営業禁止処分

原因食事提供施設として公表されたのは、

施設名:串焼き・巻き串工房 ひょーげもん
所在地:名古屋市千種区今池五丁目2番6号 今池センタービル1F
営業者:株式会社きんざん

です。

名古屋市保健所は8月7日、同施設における飲食店営業の禁止処分を行いました。

名古屋市では2026年8件目の食中毒

今回の事案を含め、名古屋市で2026年に確認された食中毒は8月7日時点で8件、患者数は67人となりました。

前年同期は9件、296人で、2025年通年では18件、475人でした。

患者16人はいずれも快方へ

今回の食中毒では、18人という同一グループのうち16人が発症しましたが、名古屋市によると患者はいずれも快方に向かっています。

一方で、サルモネラ属菌がどの食材から持ち込まれたのか、調理や保存などのどの段階で汚染が生じたのかについては、今回の市の発表では明らかにされていません。

今後は、原因となった食材や調理工程の特定、再発防止に向けた衛生管理、営業禁止処分の解除時期などが焦点となります。

編集部まとめ

名古屋市が食中毒と判断する決め手となったのは、患者らの共通食が「串焼き・巻き串工房 ひょーげもん」で提供された食事だけだったこと、患者からサルモネラ属菌が検出されたこと、医師から食中毒の届け出があったことです。

18人中16人が発症する規模となりましたが、患者はいずれも快方に向かっています。

なお、複数の料理名が公表されていますが、特定の一品を原因とする発表ではありません。原因については、確認された事実と未判明の部分を分けて見る必要があります。

週刊TAKAPI編集部/成田

特記事項

本記事は、2026年8月10日時点で確認できる名古屋市の公表内容および報道内容を基に、事実関係を確認したうえで独自に再構成しています。店舗名は名古屋市が原因食事提供施設として公表した「串焼き・巻き串工房 ひょーげもん」に統一しました。

今回の食中毒で分かっていること

Q1|どこで食中毒が発生したのですか?

A|名古屋市千種区今池5丁目の飲食店「串焼き・巻き串工房 ひょーげもん」です。7月31日に18人のグループが店を利用しました。

Q2|何人が症状を訴えたのですか?

A|18人のうち16人が腹痛、下痢、発熱、悪寒などを発症しました。最初の発症は8月1日午前9時ごろとされています。

Q3|食中毒の原因は何ですか?

A|患者の検便からサルモネラ属菌が検出されました。患者らに共通する食事が同店で提供されたものだけだったことなどから、名古屋市保健所が同店の食事を原因とする食中毒と判断しました。

Q4|どの料理が原因だったのですか?

A|お通しのキャベツ、炊き餃子、巻き串、串焼きなど複数の料理が提供されていましたが、現時点で特定の料理や食材が原因だったとは公表されていません。

Q5|店は現在どうなっていますか?患者の容体は?

A|名古屋市保健所は8月7日、同店に飲食店営業の禁止処分を行いました。発症した16人はいずれも快方に向かっているとされています。

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