福岡市立小学校で、給食のミニトマトを食べなかった小学2年の児童に対し、担任の男性教諭が頬をつかんで口を開けさせ、ミニトマトを無理やり口に入れていたことが分かりました。
福岡市教育委員会は2026年8月10日、男性教諭(40)を戒告の懲戒処分としました。
市教委は一連の行為を体罰と判断し、「窒息につながりかねない不適切な行為」としています。
ミニトマトを捨てようとした児童に食べるよう促す
発表などによると、問題が起きたのは今年6月です。
男性教諭が担任を務める小学2年生のクラスで、給食中に児童がミニトマトを捨てようとしているところを教諭が見つけました。
教諭は児童に食べるよう促しましたが、児童が食べなかったため、頬をつかんで口を開けさせ、ミニトマトを口に入れてかませたとされています。
児童は下校時に泣いて頬の痛み訴える
児童はその日の下校時、泣きながら頬の痛みを訴えました。
保護者が学校へ連絡したことで問題が発覚し、児童はその後、数日間学校を欠席しました。
学校側は児童と保護者に謝罪しています。
男性教諭は市教委に対し、「指導のつもりだった」という趣旨の説明をしたとされています。
福岡市教委が戒告処分 「窒息につながりかねない」
福岡市教育委員会は8月10日、男性教諭を戒告の懲戒処分としました。
市教委は、児童の頬をつかんでミニトマトを口に入れた行為を体罰と判断しました。
また、食べ物を強制的に口へ入れた行為について、「窒息につながりかねない」として不適切だったとしています。
今回の事案では、給食指導の中で教諭が児童の身体に直接働きかけ、本人の意思に反して食品を口へ入れた点が処分の対象となりました。
福岡県では2024年に給食の窒息死亡事故
福岡県内では2024年2月、みやま市の小学校で、当時小学1年生だった男子児童が給食のウズラの卵を喉に詰まらせて死亡する事故が起きています。
この事故と今回の福岡市の体罰事案に直接の関係はありません。
一方、市教委が今回の処分で「窒息につながりかねない」と指摘したことからも、学校給食で食品を児童の口へ無理に入れる行為の危険性が改めて問われる事案となりました。
編集部まとめ
福岡市立小学校で、給食のミニトマトを食べなかった小学2年の児童に対し、40歳の男性教諭が頬をつかんで無理やり口に入れ、体罰と認定されました。福岡市教育委員会は「窒息につながりかねない」行為だったとして、教諭を戒告処分としています。
給食指導であっても、児童の身体を押さえて食べ物を強制的に口へ入れる行為は、安全面を含めて重大な問題です。今回の「ミニトマト体罰」は、学校給食における指導のあり方を改めて問う事案となりました。
特記事項
本記事は2026年8月11日時点で公表・報道されている情報をもとに構成しています。児童のプライバシー保護のため、学校名や児童を特定できる情報は掲載していません。
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