【速報】東京湾アクアラインの海底トンネルで乗用車火災 バス乗客ら徒歩避難 上下線は約3時間後に通行止め解除

東京湾アクアラインのアクアトンネル内で発生した乗用車火災とバス乗客らの徒歩避難を伝える週刊TAKAPIの報道アイキャッチ

東京湾アクアラインのアクアトンネル内で2026年8月25日午後10時すぎ、乗用車1台が燃える火災が発生した。火災に伴ってトンネル内に煙が広がり、付近を走行していたバスの乗客らが車外へ出て徒歩で避難する事態となった。

消防車など10台が出動し、火は約1時間後に消し止められた。25日午後11時48分までにけが人は確認されていない。燃えた車の運転手は、車の調子が悪くなったため路肩に停車した後、出火したという趣旨の説明をしている。

火災を受け、東京湾アクアラインの川崎浮島JCT―木更津金田IC間は上下線で通行止めとなったほか、アクアライン連絡道の一部も規制された。NEXCO東日本関東支社の発信によると、通行止めは25日午後10時8分に始まり、26日午前1時10分ごろまでに解除された。約3時間にわたり、神奈川県と千葉県を結ぶ主要交通ルートが寸断された。

川崎浮島JCT付近で出火 消防車など10台

警察と消防によると、25日午後10時すぎ、アクアライン下り線の川崎浮島ジャンクション付近で「乗用車1台から火が出ているのが見える」と通報があった。

消防車など10台が出動して消火活動を行い、火は約1時間後に消し止められた。

燃えた車を運転していた男性は、走行中に車の不調を感じて路肩に停車したところ、車両が燃え始めたという趣旨の説明をしている。

警察や消防は今後、車両のどの部分から出火したのか、不調と火災との間に関連があるのかなどを調べるとみられる。

バス乗客らが車外へ 人数や運行会社は未公表

今回の火災で特に重要なのは、車両1台の出火にとどまらず、一般利用者の避難にまで発展したことだ。

トンネル内に煙が広がったため、現場付近にいたバスの乗客らが車両から降り、徒歩で避難した。

現地からは「高速バスを降ろされて避難している」とする投稿や、トンネル内を歩いて移動する様子も伝えられている。

ただし、26日午前3時台までに確認できる公表情報では、避難したバスの乗客数、バスの運行会社や便名、具体的な避難経路は明らかになっていない。

また、バス以外に何台の車両がトンネル内で停止したのか、火災現場周辺でどの程度の車列が形成されたのかについても詳細は公表されていない。

約10キロの海底トンネル 300メートルごとに避難経路

アクアトンネルは東京湾の海底を通る約10キロの長大トンネルだ。

NEXCO東日本によると、アクアトンネルでは火災などに備え、車道とは別に緊急避難経路が整備されている。

避難経路へのスロープと非常電話は約300メートルごとに設けられ、内部は外から空気を送り込んで気圧を約0.1%高くする構造になっている。火災発生時に煙が避難経路へ入り込みにくくするための仕組みだ。

今回、バス乗客らがこの緊急避難経路を使用したのか、それとも車道上を安全な場所まで移動したのかは明らかになっていない。

この点は、今後の避難状況を検証する上で重要になる。

過去には「車両から白煙」を想定した防災訓練

アクアラインでは、今回に近い状況を想定した訓練も行われてきた。

NEXCO東日本は2014年、アクアトンネル上り線の5.1キロポスト付近で、車両2台が追突し、事故車両から白煙が発生して火災のおそれがあるとの想定で防災訓練を実施している。

訓練では通報伝達、避難誘導、救助・救護、模擬消火などを行い、川崎市消防局、木更津市消防本部、神奈川・千葉両県警、道路管理者など約50人が参加した。

つまりアクアトンネルでは、車両事故や火災によって一般利用者の避難が必要になる事態を具体的に想定した防災体制が以前から組まれている。

今回の火災では、その設備や訓練で想定した避難手順が実際にどのように機能したのかが今後の検証点になる。

上下線を約3時間通行止め 午前1時10分ごろ解除

NEXCO東日本は25日午後10時8分から、車両火災のため東京湾アクアラインの川崎浮島JCT―木更津金田IC間を上下線で通行止めとした。

アクアライン連絡道でも、袖ケ浦ICから木更津金田IC方向の上り線が規制された。

消火後も安全確認などが行われ、26日午前1時10分ごろに通行止めが解除された。

人的被害は確認されなかったものの、海底トンネルで火災が起き、利用者が避難し、上下線が約3時間にわたって止まったことから、公共交通と道路安全の両面で影響の大きい事故となった。

次の焦点は「なぜ燃えたか」と「どう避難したか」

今後の最大の焦点は出火原因だ。

運転手が車両の不調を訴えた後に出火していることから、不調がどのような症状だったのか、電気系統やエンジン周辺などに異常がなかったかが調査対象になるとみられる。

同時に、避難の詳細も重要だ。

避難した人数、バスの運行会社、乗客がどこで降車したのか、緊急避難通路を使用したのか、道路管理者やバス乗務員がどのように避難誘導したのか。

今回の火災を単なる「車両火災」で終わらせず、長大海底トンネルの防災設備が実際の火災時にどう機能したのかまで確認する必要がある。

編集部まとめ

東京湾アクアラインの火災は、乗用車1台の出火から一般利用者の避難、上下線約3時間の通行止めへと影響が拡大した。

26日未明までにけが人が確認されていないことは重要だが、今回のポイントは「死傷者がいなかったから軽微だった」ということではない。

アクアトンネルには300メートルごとの避難経路など、海底トンネル特有の防災設備が整備され、過去には今回に近い車両火災を想定した避難・救助訓練も実施されてきた。

実際の火災で乗客らが避難する事態となった以上、次に確認すべきなのは出火原因に加え、避難設備と誘導体制がどのように機能したのかだ。

避難人数や具体的な避難経路が判明すれば、この火災の重大性と防災体制をさらに正確に評価できる。

週刊TAKAPI編集部/一条

特記事項

この記事は2026年8月26日午前3時台までに確認できた情報を基に構成しています。通行止めは26日午前1時10分ごろまでに解除されています。避難した人数、バスの運行会社、具体的な避難経路、車両の出火原因については新たな発表があり次第、更新が必要です。

Q東京湾アクアラインの火災はいつ起きましたか?
A2026年8月25日午後10時すぎ、下り線の川崎浮島JCT付近にあるアクアトンネル内で発生しました。
Qけが人はいましたか?
A25日午後11時48分までに確認された情報では、けが人はいません。
Qバスの乗客は何人避難しましたか?
Aバス乗客らが車外へ出て避難したことは確認されていますが、26日午前3時台までに避難人数は公表されていません。
Qアクアラインには火災時の避難設備がありますか?
Aあります。アクアトンネルでは緊急避難経路が設けられ、約300メートルごとにスロープや非常電話が配置されています。
Q通行止めは解除されていますか?
Aはい。25日午後10時8分から実施された通行止めは、26日午前1時10分ごろまでに解除されました。

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