元フジテレビアナウンサーで現在はフリーで活動する渡邊渚さん(29)が9月2日、自身のInstagramを更新し、自身をめぐる悪質な誹謗中傷や虚偽情報の拡散などに対し、発信者情報開示請求をはじめとする法的措置を行っていることを明らかにした。
渡邊さんは、これまでは自身に関する投稿や書き込みについて積極的に反応してこなかったとした一方、事実に基づかない内容や、憶測によって作られた話が事実であるかのように拡散される状況が続いていると説明している。
「看過できない事象が続いています」
渡邊さんは投稿で、自身が書いた文章の一部だけが切り取られたり、本来とは異なる意図に曲解されたりした上で、自身の考えや発言として広められているケースもあると訴えた。
また、影響は本人だけではないとして、仕事関係者に対する暴言や脅迫、業務を妨げる行為も「今なお続いています」と説明した。
これらは渡邊さん本人がInstagram上で明らかにした内容で、個々の投稿や行為について司法機関などが違法性を認定したという意味ではない。
批判的な意見そのものを否定せず
一方、渡邊さんは、自身に対するすべての批判をやめるよう求めているわけではないことも強調した。
自身についてどう考えるか、好き嫌いを含めた意見を持つことは自由だとした上で、問題視しているのは「存在しない事実」を作り出し、他人を貶めるような行為だという立場を示している。
SNS上では、著名人に対する厳しい批判と、事実に基づかない情報の流布、人格を攻撃する投稿などが混在することもある。
今回、渡邊さんはその線引きを明確にした形だ。
発信者情報開示請求など法的措置
渡邊さんによると、悪質な虚偽情報の投稿・拡散や、名誉・信用を害する内容、その他の権利侵害について、投稿内容などを記録、保存しているという。
その上で、必要に応じて、
発信者情報開示請求をはじめとする法的措置を行っている
と明らかにした。
発信者情報開示請求は、インターネット上の投稿によって権利を侵害されたとする人が、一定の要件のもと、SNS事業者や通信事業者などに投稿者を特定するための情報開示を求める手続き。
ただし、開示請求を行ったこと自体が、投稿者の違法性や損害賠償責任が確定したことを意味するものではない。
渡邊さんは投稿者に対し、投稿する前に改めて内容を考えるよう呼びかけている。
「SNSを攻撃の場として利用するのではなく」
渡邊さんは今回、SNSそのものを否定しているわけではない。
自身がつらい時期を過ごしていた際、SNSを通じて同じような境遇にある人とつながり、会話することで支えられた経験があったとも明かした。
その経験を踏まえ、SNSが他人を攻撃するためではなく、日常生活では出会えない人々とつながる場所になってほしいとの考えを示した。
投稿の最後では、他人が嫌がることをしないという基本的な考え方が社会に浸透することを願っている。
2024年8月にフジテレビ退社
渡邊さんは2020年にフジテレビへ入社。
2023年から体調不良により療養し、出演番組を降板した。その後、2024年8月末に同局を退社した。
退社後には自身のSNSなどを通じ、局アナ時代にPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていたことを公表している。
現在はフリーで活動し、SNSでの情報発信のほか、執筆や写真集など幅広い活動を続けている。
一方、本人や周囲をめぐってはSNS上でさまざまな情報や憶測が飛び交っており、渡邊さんは今回、悪質なものについては証拠を保存し、法的手段を取る姿勢をあらためて明確にした。
週刊TAKAPI 編集部/黒木
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