岐阜県と愛知県で廃業した病院や薬局などに侵入したとして、男性2人が建造物侵入の疑いで書類送検された事件で、このうち長野市に住む26歳の男性が信濃毎日新聞社の記者だったことが分かりました。
東海テレビが9月4日に報じたもので、信濃毎日新聞社総務局は、社員が書類送検されたことについて「事態を重く受け止め、厳正に対処します」とコメントしています。
1月から6月に8カ所へ侵入した疑い
書類送検されたのは、いずれも会社員で、長野市に住む26歳の男性と名古屋市に住む30歳の男性です。
警察によると、2人は2026年1月から6月にかけて、岐阜県と愛知県にある廃業した病院や薬局など計8カ所に侵入した疑いが持たれています。2人は9月2日、建造物侵入の疑いで書類送検されました。
公開されている報道では「病院や薬局など8カ所」とされていますが、病院、薬局、そのほかの施設がそれぞれ何カ所だったのかという詳しい内訳は明らかになっていません。
警察の調べに対し、2人は「廃墟の中が見たかった」と話し、容疑を認めていると報じられています。
26歳男性は信濃毎日新聞社の記者
9月4日の東海テレビの報道で、長野市に住む26歳男性が信濃毎日新聞社の記者であることが伝えられました。
信濃毎日新聞社総務局は、社員が書類送検された事態を重く受け止め、厳正に対処するとしています。
その上で、男性記者は会社側の聞き取りに対し、「好奇心を優先させてしまった」などと話しているということです。これは警察が認定した動機ではなく、勤務先による聞き取りに対して本人が説明した内容です。
現時点で、記者の具体的な所属部署や担当業務は公表されておらず、今回の侵入行為が新聞社での取材や業務と関係していたことを示す情報も確認されていません。
スマートフォンには100点以上の写真
これまでの報道では、2人のスマートフォンなどから廃墟を撮影した100点以上の写真が確認され、一部がSNSに投稿されていたとされています。
事件は6月、岐阜県下呂市金山町の廃業した医院で、2人が塀を乗り越えて敷地内に入る様子を通行人が目撃し、警察に通報したことをきっかけに捜査が進んだとされています。
具体的なSNSアカウントや現在の投稿状況については明らかになっていません。
編集部まとめ
今回新たに判明したのは、書類送検された2人のうち26歳男性が信濃毎日新聞社の記者だったことです。
同社は厳正に対処するとしています。
編集部/成田
特記事項
本記事は、9月2日の書類送検に関する報道と、東海テレビが9月4日に伝えた信濃毎日新聞社の記者に関する続報を基に構成しています。東海テレビの記事では、26歳男性が同社記者であることと、信濃毎日新聞社総務局のコメントが報じられています。
現時点で、岐阜県警による今回の書類送検に関する発表文書や記者会見全文は確認できていません。また、8カ所の施設別内訳も公開報道からは確認できません。
男性2人は書類送検された段階であり、有罪が確定したものではありません。
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