
北海道旭川市で2024年4月、当時17歳の女子高校生が橋から転落し死亡した事件で、殺人などの罪に問われている内田梨瑚被告の公判前整理手続きが進められている。
弁護側は「表情も変わってきた」と被告の様子に言及し、拘置所内で謝罪文を作成していることを明らかにした。
しかし、この謝罪文について、被害者遺族は受け取りを拒否している。
■被告は起訴内容を否認する方針
整理手続きでは、裁判の主な争点として
・殺意の有無
・実行行為の有無
・死亡との因果関係
などが示された。
弁護側によると、被告はこれらの核心部分について否認する方針とみられ、今後の裁判で全面的に争う姿勢を示している。
■「謝罪」と「否認」の矛盾に遺族の強い拒絶感
関係者によると、遺族は謝罪文の受け取りを拒否した背景について、事実関係が争われている中での謝罪に強い違和感や不信感があるとみられる。
最愛の家族を突然失った遺族にとって、
被告が責任の所在を明確にしないまま形だけの謝罪を示すことは、
到底受け入れられるものではない——そうした心情がうかがえる。
また、被害の重大性や結果の深刻さを踏まえれば、
遺族の中には「まずは事実を認めることが先ではないか」という思いがある可能性もある。
■すでに共犯には実刑判決
この事件では、当時19歳の共犯の女に対して懲役23年の実刑判決が言い渡されている。
■裁判は5月開始へ
内田被告の裁判員裁判は、
・初公判:2026年5月25日
・判決:6月下旬見通し
とされている。
今後の審理では、犯行の経緯や責任の所在に加え、
被告の供述と遺族の受け止めとの間にある大きな隔たりが、重要な焦点となる。
週刊TAKAPI
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