【本日発売・豊橋企業】丸源ラーメンが「みかんパフェ」投入 全国245店舗のラーメン店がデザートを強化する理由

愛知県豊橋市に本社を置く物語コーポレーションが展開する「丸源ラーメン」は、2026年9月17日から期間限定デザート「たっぷりみかんミニパフェ」を発売した。

価格は税込385円。みかんの甘みと酸味、濃厚なソフトクリームを組み合わせた食後向けのミニパフェで、販売は2027年1月下旬までを予定している。

全国245店舗規模に成長したラーメンチェーンが、なぜデザート商品を強化するのか。背景には、単なる追加メニューではなく、「家族で利用できるレストラン」としての店舗価値を高める狙いがあるとみられる。


丸源ラーメン「たっぷりみかんミニパフェ」が9月17日発売

丸源ラーメンが発売した「たっぷりみかんミニパフェ」は、みかんをふんだんに使い、ソフトクリームと組み合わせた期間限定商品だ。

同社は、みかんの甘みと酸味が広がり、冷たいソフトクリームと果汁の相性を楽しめるとしている。ラーメンを食べた後でも注文しやすいよう、通常のパフェより小ぶりな「ミニサイズ」に設定された。

商品概要は次の通り。

商品名:たっぷりみかんミニパフェ
発売日:2026年9月17日
価格:350円(税込385円)
販売期間:2027年1月下旬までの予定
販売店舗:全国の丸源ラーメン
注意事項:一部店舗では販売していない場合や、価格が異なる場合がある

丸源ラーメン公式サイトによると、みかんを使ったパフェはフルーツ系パフェの中でも人気が高く、今回の商品では、みかんとソフトクリームの組み合わせを前面に打ち出している。


丸源ラーメンは全国245店舗規模に成長

丸源ラーメンを運営する物語コーポレーションは、愛知県豊橋市西岩田に本社機能を置く外食企業だ。

「丸源ラーメン」のほか、「焼肉きんぐ」「寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵」「お好み焼本舗」など、複数の外食ブランドを全国で展開している。

2026年8月には「丸源ラーメン 尼崎下坂部店」が全国245店舗目として開業。丸源ラーメンは、名物の「熟成醤油ラーメン 肉そば」を主力にしながら、家族客も利用しやすい郊外型ラーメンチェーンとして店舗網を広げてきた。

物語コーポレーション全体では、2026年6月末時点で国内808店舗、海外111店舗を展開。連結売上高は1516億円に達している。


なぜラーメン店がデザートを強化するのか

ラーメン店にとってデザートは主力商品ではない。しかし、全国規模のチェーンでは、食後の一品が客単価や店舗の利用目的を広げる重要な商品になり得る。

385円なら食後に追加しやすい

丸源ラーメンの看板商品「熟成醤油ラーメン 肉そば」は税込792円。ここに税込385円のミニパフェを追加すると、合計は税込1177円となる。

ラーメンに大型のパフェを追加するのは量や価格の面で注文のハードルが高い。一方、ミニサイズであれば、「少し甘いものを食べたい」という食後需要を取り込みやすい。

税込385円という価格は、低価格のカップソフトよりも特別感を持たせつつ、本格的な大型パフェより注文しやすい中間的な設定といえる。

家族客の満足度を高められる

丸源ラーメンは公式サイトで「家族でも、ひとりでも楽しめる」メニュー構成を掲げている。

郊外型のロードサイド店舗では、子どもを含む家族での来店も多い。ラーメン以外にデザートの選択肢を増やすことは、子どもや甘いものを好む利用客の満足度を高め、家族全体の店選びにも影響する可能性がある。

単にラーメンを短時間で食べる場所ではなく、家族で食事を完結できる店舗に近づける意味がある。

季節限定商品が再来店の理由になる

定番の肉そばを目的に来店する利用客に対し、季節限定デザートは新たな来店動機をつくる。

今回の商品は秋から冬にかけて販売される予定で、みかんという季節感のある果物を採用した。主力のラーメンを大きく変更しなくても、デザートを入れ替えることでメニュー全体に変化をつけられる。

期間限定であることも、「販売終了前に食べたい」という需要につながりやすい。


編集部の考察|狙いは「ラーメン専門店」からの利用場面拡大か

今回の「たっぷりみかんミニパフェ」は、単独で大きな売り上げを生み出す主力商品というより、食後の追加注文を促し、店舗全体の利用価値を高める商品と考えられる。

外食産業では、原材料費や人件費、光熱費の上昇が続いている。ラーメンの価格だけを引き上げれば、利用客の割高感が強まりかねない。

そのため、主力商品とは別にデザートやサイドメニューを選んでもらい、客単価を引き上げる方法は、顧客の選択肢を残しながら売り上げを伸ばせる施策となる。

また、丸源ラーメンが目指しているのは、ラーメン好きだけを対象にした専門店ではなく、子どもから大人まで利用できるファミリーレストラン型のラーメン店とみられる。

全国245店舗という規模を生かせば、一つの季節商品でも大きな販売数量が期待できる。今回のミニパフェには、食後需要、客単価、家族客、再来店という複数の狙いが重なっている可能性がある。

※以上は、公表された商品内容や店舗形態を基にした週刊TAKAPI編集部の考察です。物語コーポレーションが商品の販売目的として公式に説明した内容ではありません。


「たっぷりみかんミニパフェ」はいつまで販売される?

販売は2027年1月下旬までを予定している。ただし、店舗の在庫状況などによって終了時期が変わる可能性がある。

全店舗で販売される?

丸源ラーメンは、一部店舗では商品を販売していない場合や、販売価格が異なる場合があるとしている。来店前に各店舗の情報を確認した方がよい。

持ち帰りはできる?

公式の商品案内では、店内向けデザートとして掲載されており、持ち帰り対応については明記されていない。希望する場合は利用店舗への確認が必要となる。


※本記事は公開されている企業情報、報道内容、地域特性、市場動向などをもとに編集部が独自に考察した内容です。企業や関係者が公表している出店理由・経営方針を断定するものではなく、一部に編集部の見解や推測が含まれます。最新かつ正確な情報は、各企業・自治体の公式発表をご確認ください。

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週刊TAKAPI編集部:黒木

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