【岐阜・多治見】『VIVANT』ロケ地にファン続々 セラミックパークMINOの来場者が5倍超

TBS系日曜劇場『VIVANT』の撮影に使われた岐阜県多治見市の「セラミックパークMINO」が、ファンの聖地巡礼先として人気を集めている。

中日新聞の報道によると、ドラマ放送後の来場者は従来の5倍以上に急増。これまで陶磁器や現代建築に関心のある人が中心だった施設に、作品をきっかけとする新たな客層が訪れている。


『VIVANT』に登場したセラミックパークMINO

セラミックパークMINOは、多治見市東町にある陶磁器文化の複合施設。岐阜県現代陶芸美術館をはじめ、展示ホール、国際会議場、作陶館、美濃焼を扱うショップなどが入る。

谷あいの地形を生かした建物は、長い通路や大きなガラス面、水を取り入れた空間が特徴だ。重厚さと近未来的な雰囲気を併せ持つ建築が、『VIVANT』の映像にも強い印象を与えた。

放送後は、画面に映った場所を実際に見ようと県内外からファンが訪れるようになった。現地で同じ角度を探したり、ドラマの場面を思い出しながら館内を歩いたりする人の姿が見られるという。


来場者は従来の5倍以上に

セラミックパークMINOは、もともと美濃焼の展示や販売、陶芸体験、催事などを通じて、地域の陶磁器文化を発信してきた施設だ。

そこへ『VIVANT』のロケ地という新しい魅力が加わり、来場者は従来の5倍を超える水準まで増えた。

人気ドラマの舞台を訪ねる「ロケ地観光」は、作品の放送直後に人が集中しやすい。一方で、実際に足を運んだ人が施設本来の魅力を知る入口にもなる。

セラミックパークMINOの場合、ロケ地を見て終わるのではなく、現代陶芸や美濃焼、建築そのものを一緒に楽しめる点が強みになっている。


美術館だけではない、建物そのものも見どころ

館内には岐阜県現代陶芸美術館があるほか、美濃焼を購入できるショップや作陶体験ができる施設もある。

共用部分は原則として無料で入ることができるが、美術館の展覧会や作陶体験などには別途料金が必要になる場合がある。催事の開催状況によって利用できる場所が変わる可能性もあるため、訪問前に公式サイトを確認しておきたい。

写真や動画を撮る場合も、立入禁止区域に入らないことはもちろん、ほかの来場者や施設利用者が写り込まないよう配慮が必要だ。商用撮影については、施設への事前確認や申請が求められる場合がある。


多治見観光へ広げられるか

『VIVANT』による来場者の急増は、多治見市をこれまで知らなかった人に街を訪れてもらう大きな機会になっている。

ただ、ロケ地人気だけでは、ドラマの放送終了とともに来場者が減る可能性もある。

セラミックパークMINOには、陶芸、美濃焼、現代建築というドラマ以外の見どころがある。ロケ地を訪れたファンを市内の飲食店や陶磁器店、モザイクタイルミュージアム、本町オリベストリートなどへ案内できれば、来場者増加の効果を地域全体へ広げられる。


編集部の考察

今回の5倍超という数字は、『VIVANT』の集客力の大きさを示している。同時に問われるのは、増えた来場者を一時的なブームで終わらせない工夫だ。

ドラマを入口に多治見を訪れた人へ、美濃焼の街としての魅力まで伝えられるか。ロケ地の案内だけでなく、買い物や食事、陶芸体験を組み合わせた周遊につなげることが、今後の課題になりそうだ。


セラミックパークMINOの施設情報

施設名:セラミックパークMINO
所在地:岐阜県多治見市東町4丁目2番地の5
電話:0572-28-3200
主な施設:岐阜県現代陶芸美術館、展示ホール、国際会議場、作陶館、ショップ
駐車場:あり
公式サイト:セラミックパークMINO

※開館時間、休館日、イベント、撮影ルールは変更される場合があります。来場前に公式情報をご確認ください。


QセラミックパークMINOへは公共交通機関で行ける?
AJR多治見駅からバスなどを利用できる。運行本数が限られる場合があるため、往復の時刻をあらかじめ確認しておくと安心だ。
Q子どもと一緒でも楽しめる?
A施設内には作陶体験やイベントなど、家族で参加できる企画がある。対象年齢や予約の要否は企画ごとに異なるため、公式サイトで確認したい。
Q近くに立ち寄れる観光地はある?
A多治見市内には、多治見市モザイクタイルミュージアムや本町オリベストリートなどがある。セラミックパークMINOと組み合わせれば、多治見の陶磁器文化を巡る一日コースにできる。

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週刊TAKAPI編集部:黒木