元プロ野球選手の美嶋隼人被告(44)に対する裁判員裁判の初公判が9月28日、横浜地裁で開かれた。
美嶋被告は、プロ野球選手時代に「堂上隼人」の名前で捕手としてプレーしていた。横浜市内で起きたとされる複数の事件で起訴され、10〜20代の女性10人に関する計10件が今回の審理対象と報じられている。
被告側の認否として報じられている内容では、2025年6月6日の不同意わいせつ致傷事件については「間違いありません」と認める一方、別の女性らに関する一部の起訴内容は否認している。
審理対象として報じられている主な罪名
- 不同意わいせつ致傷
- 不同意性交
- 不同意わいせつ
- 性的姿態等撮影
- 脅迫
- 暴行
事件ごとに認否が異なっており、すべての起訴内容を認めているわけではない。
2025年6月の不同意わいせつ致傷は認める
起訴状の内容として報じられているところでは、美嶋被告は2025年6月6日、横浜市旭区の路上で当時24歳だった女性にわいせつな行為をした際、女性を転倒させ、両膝などに約11日間のけがを負わせたとされる。
この事件については、初公判で起訴内容を認めたと報じられている。
一方、当時18〜22歳だった女性3人に関する不同意わいせつ、脅迫、暴行の一部については争っているとされる。
今後は、それぞれの事件について証拠調べが進められる。
2020年から2025年の事件を審理
起訴内容には、2020年8月に横浜市保土ケ谷区の路上で当時21歳だった女性に暴行を加え、わいせつな行為をしたとされる事件が含まれている。
2025年2月には、同区で当時16歳だった女性に性的暴行を加え、その様子をスマートフォンで撮影したとされる事件でも起訴されている。
さらに2025年6月までに、10〜20代の複数女性に対するわいせつ行為や暴行などがあったとして起訴されている。
これらは検察側が起訴した内容で、被告が争っている部分については、今後の公判で証拠に基づく事実認定が行われる。
被害女性の特定や二次被害につながるため、本稿では起訴内容を超える具体的な行為態様は扱わない。
「堂上隼人」としてプロ野球でプレー
美嶋被告は、現役時代に「堂上隼人」の名前でプロ野球選手としてプレーしていた元捕手。
2008年の育成ドラフトを経てプロ入りした。
2012年には現役選手だった当時、福岡県内で起きた別の強制わいせつ事件で逮捕され、所属球団との契約を解除された。
2013年には、この事件で懲役2年の実刑判決を受けている。
過去に実刑判決を受けた事件と、現在横浜地裁で審理されている事件は別の事案である。
次回公判、求刑、判決時期は未確認
初公判後は、事件ごとに証拠調べが進められる見通し。
今後の焦点は、被告が争っている起訴事実について、検察側がどのような証拠を示し、弁護側がどの部分を争うかとなる。
9月28日時点で、次回公判の具体的な期日、検察側の求刑、判決言い渡しの時期は確認できていない。
裁判は継続中であり、現在審理されている事件について最終的な事実認定や量刑はまだ確定していない。
編集部まとめ
美嶋隼人被告の初公判では、起訴内容によって認否が分かれた。
今後は否認している事件の証拠調べと、検察・弁護側双方の主張が焦点となる。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項
美嶋隼人被告は現在、公判中であり、今回審理されている事件について有罪や量刑が確定したものではない。
過去に実刑判決を受けた事件と、現在横浜地裁で審理されている事件は別の事案である。
被害女性の氏名や生活圏など、本人の特定や二次被害につながる情報は掲載しない。

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