愛知県豊橋市南瓦町の交差点で10月8日午前9時ごろ、酒に酔った状態で軽バンを運転し、信号待ちをしていた車に追突して男性にけがを負わせたとして、豊橋市に住む51歳の男が危険運転致傷などの疑いで逮捕された。
逮捕されたのは、豊橋市の自称会社員・近田知道容疑者(51)。
警察によると、近田容疑者が運転する軽バンが、交差点で信号待ちのため停止していた51歳男性のバンに追突した疑いが持たれている。
追突された車を運転していた男性は軽傷だった。
現場に駆け付けた警察官が近田容疑者から酒の臭いがすることに気付き、呼気検査を実施したところ、呼気1リットル当たり0.5ミリグラムを超えるアルコールが検出されたという。
午前9時の事故 信号待ちの車に追突
事故が起きたのは8日午前9時ごろ。
現場は豊橋市南瓦町の交差点で、近田容疑者の軽バンが前方で信号待ちをしていたバンに追突したとされる。
事故当時の詳しい走行速度やブレーキ操作、事故直前の運転状況については明らかになっていない。
また、近田容疑者がどこで、いつ、どの程度の酒を飲んだのかについても現時点では分かっていない。
警察が飲酒の経緯や事故に至った状況を調べている。
呼気から0.5mg超 7月施行の改正法で数値基準
今回の事件で注目されるのが、呼気から検出されたアルコール濃度だ。
2026年7月21日に施行された改正自動車運転死傷処罰法では、飲酒による危険運転致死傷罪について、客観的な数値基準が新たに設けられた。
改正後は、呼気1リットル当たり0.5ミリグラム以上、または血液1ミリリットル当たり1.0ミリグラム以上のアルコールを身体に保有した状態で車を走行させ、人を死傷させた場合、危険運転致死傷罪の対象となる規定が設けられている。
今回、近田容疑者から検出されたとされる「0.5ミリグラム超」は、数値上、この新たな基準を上回る。
一方、今回の逮捕について警察がどの事実関係を基に各容疑を適用したのか、詳細までは明らかになっていない。
「酔っている自覚はありませんでした」容疑を否認
警察の調べに対し、近田容疑者は、
「お酒に酔っている自覚はありませんでした」
などと話し、容疑を否認しているという。
ただし、この供述は「酔っているとの自覚」に関するもので、追突事故そのものや運転していた事実について、どの範囲まで争っているのかは明らかになっていない。
また、本人に酔っている自覚がなかったことと、呼気検査でアルコールが検出されたことは別の問題になる。
今後の捜査では、検出されたアルコール濃度に加え、飲酒量や飲酒時刻、事故直前の運転状況などが確認されるとみられる。
「酒気帯び運転」の基準とは別
今回の「0.5ミリグラム」という数値は、一般に知られる酒気帯び運転の基準と同じものではない。
道路交通法上の酒気帯び運転では、呼気1リットル当たり0.15ミリグラム以上が基準となる。
一方、今回問題となる0.5ミリグラム以上は、2026年7月の法改正で危険運転致死傷罪などに設けられた、より高い濃度の数値基準だ。
今回の事故は、改正法施行から約3カ月後に発生した。
呼気から0.5ミリグラムを超えるアルコールが検出されたとされる中、危険運転致傷容疑の適用と今後の捜査が注目される。
相手男性は軽傷
追突されたバンを運転していたのは51歳の男性で、けがは軽傷とされている。
けがをした部位や治療期間など、詳しい容体については明らかになっていない。
また、追突時の速度や車両の損傷状況なども現時点では公表されていない。
近田容疑者は逮捕された段階であり、刑事責任については今後の捜査や司法手続きによって判断される。
編集部まとめ
豊橋市南瓦町の交差点で10月8日午前9時ごろ、信号待ちをしていた車に軽バンが追突し、運転していた51歳男性が軽傷を負った。
警察は軽バンを運転していた豊橋市の自称会社員・近田知道容疑者(51)を、危険運転致傷などの疑いで逮捕した。
近田容疑者の呼気からは、1リットル当たり0.5ミリグラムを超えるアルコールが検出されたという。
2026年7月施行の改正法では、飲酒による危険運転致死傷罪について呼気0.5ミリグラム以上などの数値基準が新設されている。今回検出されたとされる濃度は、数値上この基準を上回る。
近田容疑者は「お酒に酔っている自覚はありませんでした」などと話し、容疑を否認しているという。
午前9時という時間帯に、なぜ0.5ミリグラムを超えるアルコールが検出される状態で運転していたのか。今後は飲酒の時間や量、事故までの行動、事故直前の運転状況などが捜査の焦点となる。
週刊TAKAPI 編集部/黒木
特記事項
本記事は2026年10月8日時点で警察発表を基に報じられた内容を整理したものです。
近田知道容疑者は逮捕段階であり、有罪が確定したものではありません。
呼気から「0.5ミリグラムを超えるアルコール」が検出されたと報じられていますが、具体的な測定値は明らかになっていません。
また、2026年7月21日施行の改正自動車運転死傷処罰法では、飲酒類型の危険運転致死傷罪について呼気1リットル当たり0.5ミリグラム以上などの数値基準が設けられています。本文では、今回報じられた測定結果が数値上この基準を満たすことと、個別事件における最終的な法的判断を分けて記載しています。

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