京都府警左京署は14日、動画投稿で男性の名誉を傷つけたとして、ユーチューバー「『新宿109』KENZO」として活動する東京都中野区中央の池田実貴容疑者(28)を名誉毀損の疑いで逮捕した。
逮捕容疑は2025年6月14日ごろ、京都市左京区の不動産会社元役員の男性=当時36歳=の画像を使用し、「有名実業家の裏の顔。巨額M&A詐欺師か」などとするテロップを付けた動画を投稿し、男性の名誉を傷つけた疑い。
男性は警察に相談していたが、動画投稿の翌月に亡くなった。その後、男性の母親が告訴していた。男性の死亡原因と動画投稿との因果関係について、警察が認定したとの情報は現時点で示されていない。
「新宿109」KENZOとして活動 登録者103万人
池田容疑者は「詐欺撲滅」を掲げ、「新宿109 KENZO」などの名称で動画投稿を続けていた。
これまでに投稿した動画は700本を超え、チャンネル登録者は約103万人に上るとされる。
今回の容疑について、池田容疑者は警察の調べに対し「弁護士と話してから話す」と供述しているという。
現時点では、容疑について認めているのか、否認しているのかは明らかになっていない。
男性の画像とともに「巨額M&A詐欺師か」
警察によると、問題となった動画では、京都市左京区の不動産会社で役員を務めていた男性の画像を掲載。
その上で、「有名実業家の裏の顔。巨額M&A詐欺師か」などとするテロップを表示した疑いが持たれている。
今回の逮捕容疑は、この動画投稿によって男性の社会的評価を低下させ、名誉を傷つけたとするもの。
動画で使用された「詐欺師か」という表現について、男性が詐欺罪などで有罪判決を受けていたことを示す情報は、今回の逮捕報道では示されていない。
男性は警察に相談 翌月死亡、母親が告訴
被害を訴えていた男性は、動画について京都府警に相談していた。
その後、動画投稿の翌月に男性が亡くなり、母親が名誉毀損について告訴したという。
ここで注意が必要なのは、男性が動画投稿後に亡くなったことと、動画投稿が死亡原因だったことは別の問題だという点だ。
警察が動画投稿と男性の死亡との因果関係を認定したとの情報は確認されておらず、本記事でも両者を結び付けて扱わない。
同日、30億円恐喝未遂容疑で別の男2人も逮捕
左京署は同じ14日、男性側に同様の動画を配信すると告げて30億円を脅し取ろうとしたとして、岡山市の不動産会社代表、赤木誠容疑者(46)と安田裕貴容疑者(35)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。
警察によると、問題となった動画は池田容疑者のアカウントに投稿されていたという。
左京署は、池田容疑者と赤木容疑者らとの関係についても調べている。
ただし、池田容疑者が30億円を要求した恐喝未遂事件に関与したと認定されたわけではない。今回、池田容疑者が逮捕された容疑は名誉毀損で、赤木、安田両容疑者は恐喝未遂となっている。
編集部まとめ
京都府警左京署は14日、ユーチューバー「『新宿109』KENZO」として活動する池田実貴容疑者(28)を名誉毀損の疑いで逮捕した。
池田容疑者は2025年6月、京都市左京区の不動産会社元役員の男性の画像とともに「巨額M&A詐欺師か」などとする動画を投稿し、男性の名誉を傷つけた疑いが持たれている。
男性は警察に相談していたが、翌月に死亡。その後、母親が告訴した。動画投稿と男性の死亡との因果関係は明らかになっていない。
また、同じ動画をめぐり30億円を要求したとする別の恐喝未遂事件で、不動産会社代表の男2人も逮捕された。警察は池田容疑者との関係について調べている。
週刊TAKAPI 編集部
特記事項
本記事は2026年10月14日時点で確認されている京都府警への取材をもとにした報道内容から構成しています。
池田実貴容疑者は名誉毀損の疑いで逮捕されていますが、逮捕された事実だけで刑事責任が確定したものではありません。
また、被害を訴えた男性は動画投稿の翌月に亡くなっていますが、動画投稿と死亡との因果関係が認定されたとの情報は確認されていません。
赤木誠、安田裕貴両容疑者が逮捕された恐喝未遂事件と、池田容疑者の名誉毀損容疑は別の逮捕容疑です。
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