名古屋市瑞穂区で10月26日早朝、歩行者の男性がトラック2台に相次いではねられて死亡した事故で、愛知県警は最初に男性をはねた中型トラックの運転手を、酒気帯び運転などの疑いで逮捕した。
逮捕されたのは、愛知県豊田市の自称会社役員、柴田宗典容疑者(58)。事故当時は仕事中だったが、呼気から基準値を超えるアルコールが検出された。
柴田容疑者は警察の調べに対し、容疑を認めているという。
中央分離帯付近の男性をはねる 続くトラックにも衝突
事故が起きたのは26日午前5時すぎ。現場は瑞穂区妙音通2丁目の片側3車線の県道で、見通しの良い直線道路だった。
警察によると、近くに住むアルバイトの中村政一さん(64)が中央分離帯付近を歩いていたところ、柴田容疑者が運転する中型トラックにはねられた。
中村さんは衝突のはずみで隣の車線に飛ばされ、後ろから走ってきた別のトラックにもはねられた。現場で死亡が確認された。
警察は当初、2台のトラックの運転手から任意で事情を聴き、事故の経緯を調べていた。
仕事中の運転でアルコール検出 飲酒の経緯は不明
警察の調べで、柴田容疑者が酒を飲んだ状態で業務中のトラックを運転していた疑いが浮上した。
呼気検査では酒気帯び運転の基準値を超えるアルコールが検出され、警察は男性をはねて負傷させた疑いなどで逮捕した。
一方、柴田容疑者がいつ、どこで飲酒したのかは明らかになっていない。勤務先の詳細や、運転前にアルコールチェックが行われていたかどうかも確認されていない。
2台の衝突と死亡との関係を捜査
今回の事故では、中村さんが1台目のトラックにはねられた後、2台目にも衝突している。
柴田容疑者は酒気帯び運転などの疑いで逮捕されたが、男性の死亡についての刑事責任が確定したわけではない。
2台目の運転手が逮捕されたとの情報も、27日午前までに確認されていない。
警察は中村さんが中央分離帯付近を歩いていた経緯とともに、それぞれのトラックの運転状況を調べている。
編集部まとめ
早朝の幹線道路で、64歳の男性が2台のトラックに相次いではねられ、命を落とした。
最初に衝突したトラックの運転手は勤務中で、酒気帯び運転の疑いが持たれている。
運転者が飲酒した経緯に加え、業務中の酒気帯び運転を防ぐための確認が行われていたかどうかも、今後の重要な調査事項となる。
警察は引き続き、2台の車両の事故への関与と死亡に至った経緯を調べている。
特記事項
本記事は、2026年10月26日に名古屋市瑞穂区で発生した交通死亡事故について、同月27日までに明らかになった警察の捜査情報を基に構成した。
逮捕容疑と死亡事故に関する刑事責任は区別しており、関係者の刑事責任は確定していない。
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週刊TAKAPI 編集部/松本
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