栃木県日光市の廃校となった小学校に侵入し、水道の蛇口やプールのシャワーヘッドなど133点を盗んだとして、宇都宮市の建設業、鈴木真悟容疑者(29)が窃盗の疑いで逮捕された。被害額は272万1300円相当に上る。
警察によると、鈴木容疑者は2026年1月から5月までの間に、旧日光市立安良沢小学校に侵入し、金属製の水道設備などを盗んだ疑いが持たれている。調べに対して容疑を認め、「お金が欲しかった」などと供述しているという。
市内ではほかの廃校でも同様の盗難が確認されており、被害総額は少なくとも540万円に達している。
2024年に閉校した小学校 金属設備を狙ったか
被害に遭った安良沢小学校は、2024年3月31日に閉校した。1955年に開校し、地域の子どもたちが通った学校だったが、閉校後も校舎や設備が残されていた。
今回盗まれたとされるのは、水道の蛇口やプールのシャワーヘッドなど計133点。警察は、金属部品を換金する目的で持ち去ったとみて調べている。
盗品はすでに売却されたとみられているが、売却先や実際に得た金額については明らかになっていない。
別事件で逮捕の2人も関与か
警察は、別の窃盗事件で逮捕されている宇都宮市の21歳の解体工と22歳の自称会社員についても、鈴木容疑者と共謀した疑いがあるとみて捜査している。
ただし、今回の旧安良沢小学校での窃盗容疑により新たに逮捕されたのは鈴木容疑者1人で、ほかの2人の関与は捜査段階にある。
市内では複数の廃校が被害を受けており、警察は関連する窃盗事件とのつながりや余罪についても調べを進める。
編集部まとめ
日光市では、閉校した学校から水道設備などが盗まれる被害が相次ぎ、総額は少なくとも540万円に上っている。
今回の逮捕によって、旧安良沢小学校で発生した窃盗事件の捜査が進む一方、ほかの廃校で確認された被害との関連は明らかになっていない。
学校としての役割を終えた施設も、市が管理する公共資産である。被害を受けた設備の復旧費用に加え、再び侵入されないための管理方法をどう確保するかも課題となる。
特記事項
本記事は、2026年10月27日までに明らかになった警察の捜査情報と、日光市立安良沢小学校の閉校記録を基に構成した。今回の窃盗容疑による逮捕者は1人であり、関与が疑われる2人とは区別している。
週刊TAKAPI 編集部/一条
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