【兵庫・神戸】こども園に「死ね」と書かれた人形の頭部 42歳女を逮捕、「園児の声がうるさい」と供述

兵庫県警東灘警察署の庁舎外観。神戸市東灘区の認定こども園に「死ね」と書かれた人形の頭部が投げ込まれ、42歳女が威力業務妨害容疑で逮捕された事件の報道アイキャッチ

神戸市東灘区の認定こども園に「死ね」と書かれた人形の頭部が投げ込まれた事件で、兵庫県警東灘署は2026年10月31日、近くに住む無職の女(42)を威力業務妨害の疑いで逮捕した。女は人形を投げ入れたことを認め、「園児の声がうるさかった」という趣旨の説明をしているという。一方、園の業務を妨害したことについては否認しており、警察が事件に至った経緯を調べている。

事件が発覚したのは10月29日。園の敷地内で、首から下のない人形の頭部が発見された。園は安全確保のため運動会の練習を中止し、保護者への説明などの対応に追われた。

29日未明に投げ込みか 人形の頬に赤い文字

警察によると、女は29日午前3時50分ごろ、認定こども園の敷地内に布製の人形の頭部を投げ込み、職員らの業務を妨害した疑いが持たれている。

人形は縦約20センチ、横約30センチ。首から下の部分がなく、頬には赤い文字で「死ね」と書かれていた。29日午前9時40分ごろ、園長から人形が園庭に投げ込まれているとの110番通報があった。

人形は屋外の広場付近に落ちており、園側は子どもたちの目に触れないよう回収した。警察は周辺の防犯カメラ映像などを調べ、園の近くに住む女が関与した疑いを強め、31日の逮捕に至った。

現時点では、人形をどのように入手したのか、首から下の部分がなくなった経緯については明らかになっていない。

運動会の練習を中止 園は保護者への説明にも対応

園では事件を受け、子どもたちの安全を確保するため、予定していた運動会の練習を中止した。職員らは保護者への説明や施設内の安全確認などに対応し、通常の保育活動に影響が生じた。

また、神戸市を通じて周辺の幼稚園などにも注意喚起が行われ、警察は近隣でのパトロールを強化した。

警察が確認した範囲では、同じ園や周辺施設で同様の被害は把握されておらず、女と園との間に過去のトラブルがあったという情報も確認されていない。

園が安全確保のために活動内容を変更したことは確認されているが、園児個人への具体的な影響や心理的な被害については、詳細が公表されていない。被害を推測することなく、確認された園の対応を中心に伝える必要がある。

「園児の声がうるさかった」 業務妨害は否認

逮捕された女の自宅は、事件が起きたこども園のすぐ近くにあるという。

警察の調べに対し、女は人形を投げ込んだことを認め、「園児の声がうるさかった」という趣旨の話をしている。一方、運動会のリハーサルが中止されたことなどは知らなかったと説明し、園の業務を妨害したとする容疑については否認している。

女は園児の保護者や元職員ではなく、園長や職員との面識もなかったとされる。これまで園側に騒音の苦情を申し入れていたのか、今回の行為に至るまでに何らかの接触があったのかについては、確認できていない。

警察は、女が人形を投げ入れた経緯や動機について、引き続き調べている。

威力業務妨害の疑い 投げ込みの経緯が焦点

今回の逮捕容疑は、刑法第234条に規定される威力業務妨害だ。威力を用いて他人の業務を妨害する行為を処罰の対象としており、直接的な暴行がなくても、行為の内容や状況によって成立が問題となる。

今回、園では実際に運動会の練習が中止され、保護者への説明や安全確保のための対応が生じた。ただし、女が業務妨害について否認していることから、投げ込み行為の具体的な状況や当時の認識が、今後の捜査で確認されることになる。

園児の声に不満があったという供述だけで、過去の騒音問題や園との対立が存在したと判断することはできない。女は逮捕された段階であり、刑事責任が確定したものではない。

編集部まとめ

神戸市東灘区の認定こども園に「死ね」と書かれた人形の頭部が投げ込まれた事件で、兵庫県警は10月31日、近隣に住む42歳の女を威力業務妨害の疑いで逮捕した。女は投げ込みを認め、「園児の声がうるさかった」という趣旨の説明をしているが、業務妨害については否認している。園では運動会の練習が中止され、周辺施設への注意喚起も行われた。過去の園とのトラブルは確認されておらず、警察が詳しい経緯を調べている。

特記事項

本記事は2026年10月29日の事件発覚時と31日の逮捕について、警察への取材に基づく複数の公開情報を照合して構成した。

人形を投げ込んだ時刻について、公開情報には午前3時50分、3時54分、3時55分という記述の差があるため、本文では「午前3時50分ごろ」とした。園の施設区分についても「保育園」とする報道があるが、認定こども園との報道を踏まえた。

女の供述、容疑の認否、園への影響を区別し、未確認の動機や被害を断定していない。園児と施設の安全に配慮し、園名や詳細な所在地は掲載していない。

Q神戸市の認定こども園で何が起きたのですか?
A2026年10月29日、顔に「死ね」と書かれた人形の頭部が園の敷地内で見つかりました。
Q逮捕されたのは誰ですか?
A神戸市東灘区に住む42歳の無職の女です。10月31日に威力業務妨害の疑いで逮捕されました。
Q女は何と供述していますか?
A「園児の声がうるさかった」という趣旨の話をしています。人形を投げ入れたことは認める一方、業務妨害については否認しています。
Qこども園ではどのような影響がありましたか?
A運動会の練習が中止され、保護者への説明や安全確保のための対応が行われました。
Q女とこども園の間に以前からトラブルがあったのですか?
A警察が確認した範囲では、過去のトラブルは把握されていません。詳しい動機や経緯は調査中です。

週刊TAKAPI編集部/松本

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