ミス日大法学部・町さくら氏 “プレミア観戦AI画像”炎上 タグ主張も「本文が本物っぽすぎ」で賛否

ミス日本大学法学部2024グランプリの町さくら氏によるX投稿が、AI生成画像の見せ方をめぐって賛否を呼んでいる。

発端となったのは、マンチェスター・ユナイテッドの試合を観戦しながら、スタジアムでビールを飲んでいるように見える画像投稿だった。画像はSky Sports風の放送画面のようなオーバーレイが入った精巧なAI生成画像で、一見すると現地中継のワンシーンにも見える作りだった。

町氏は投稿で、観戦中に「映り込んだ」という趣旨の文言を添えていたとされる。これに対し、サッカーファンからはすぐに疑問の声が上がった。

プレミアリーグを含む英国のサッカー観戦では、ピッチが見える観客席での飲酒に厳しい規制があるとされる。そのためSNSでは、

「その席でビール飲めるの?」
「プレミアのルール的におかしくない?」
「本物の写真なのか、AIなのか分かりにくい」

といった指摘が相次いだ。

投稿にはコミュニティノートも付いたとみられ、閲覧数は急拡大。サッカー観戦ルールへの疑問から、AI画像の使い方、インフルエンサー投稿の責任まで話題が広がった。

一方で、町氏本人はその後、「投稿の最初からAI生成と表記されている」「XのAI生成タグ表示をしている」という趣旨の説明を追加で投稿している。さらに、ウォーターマークや生成表示についても触れ、表示が見落とされる可能性は盲点だったとの趣旨も述べている。

つまり町氏側としては、後からAIだと明かしたのではなく、投稿時点でAI生成であることは表示されていた、という立場だ。

ただし、この説明に対してもSNSでは意見が割れた。

「タグがあっても本文が本物っぽすぎる」
「AI生成タグに気づかない人は普通にいる」
「ネタなら本文でもAIって分かるようにした方がいい」

といった批判的な声がある一方で、**「タグが付いていたなら全部を嘘投稿扱いするのは違う」「見る側も確認する時代では」**と、過度な批判に疑問を示す声もある。

今回、炎上が大きくなった理由は、AI画像を使ったことそのものではない。実写に近い画像、実在するクラブ名、海外スタジアム観戦、飲酒規制、ミスコン受賞者という肩書が重なり、投稿を見た人が「本当に現地で起きた出来事」と受け止めやすい形になっていた点が大きい。

特に画像は、放送中継風の画面構成まで作り込まれていた。SNSでは「精巧すぎて一瞬では分からない」「もう写真だけでは信用できない」といった反応も出ている。

町氏が法学部のミスコン受賞者であることも、騒動を大きくした一因だ。SNSでは「法学部なのに海外の観戦ルールで燃えるのは皮肉」「広報を目指すなら投稿の見え方は大事」といった厳しい声も上がった。

今回の件は、AI生成画像そのものの是非だけでなく、AI画像をSNSで使うとき、どこまで分かりやすく説明するべきかという問題を浮かび上がらせた。

XのAI生成タグが表示されていたとしても、本文が現実の体験談のように読める場合、受け手は本物の投稿として受け取る可能性がある。まして、実在のチーム、海外のルール、放送画面風の画像が絡めば、ネタ投稿のつもりでも一気に批判が集まりやすい。

今後、AI画像を使う投稿では、少なくとも次の3点が求められそうだ。

AI生成であることを本文にも明記すること。
実在の人物・団体・イベントと誤認される表現を避けること。
法律やルールに関わる内容では、ネタ投稿でも補足を入れること。

町氏の投稿は、プレミアリーグ観戦風のAI画像から始まった話題だった。しかし結果として、ミスコン受賞者の発信力、AI生成タグの見え方、SNS利用者の確認姿勢まで巻き込む騒動となった。

生成AIが当たり前になった今、問題は「AIを使ったかどうか」だけではない。
本物に見えるAI画像を、どんな文章で見せたのか。
そして、それを受け取る側がどこまで確認するのか。

投稿者と受け手の双方に、AI時代の情報判断が問われている。

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