サッカー日本代表のMF三笘薫が、ワールドカップ開幕を約1カ月後に控えた時期に負傷した。ブライトン所属の三笘は、5月9日のプレミアリーグ・ウルバーハンプトン戦で左もも裏付近を痛め、後半途中で交代。ハムストリングの負傷とみられ、5月15日の日本代表メンバー発表を前に、森保ジャパンに大きな不安が広がっている。
三笘は後半、左サイドでボールに反応した直後に足を気にするそぶりを見せ、そのままピッチに座り込んだ。担架は使われず自力でピッチを離れたものの、表情は険しく、試合後には負傷の程度を心配する声が相次いだ。
ブライトン側は、詳しい状態について検査結果を待つ姿勢を示している。現時点で正式な全治期間は発表されていないが、左もも裏の肉離れであれば回復に数週間以上かかることもあり、6月11日に開幕するワールドカップ本大会への影響は避けられない可能性がある。
森保一監督も慎重な見方を示している。「軽傷であることを願っている」としながらも、「軽傷ではない印象」と述べ、検査結果や回復見込みを踏まえて最終判断する考えだ。日本代表メンバー発表は5月15日。大会初戦までの時間は限られている。
三笘は、日本代表の攻撃において代えが利きにくい存在だ。左サイドで相手DFと一対一になった時の突破力、狭い局面から前へ運ぶ技術、ゴール前で相手守備をずらす動きは、森保ジャパンの大きな武器だった。カタール大会ではスペイン戦の「1ミリ」の折り返しで世界的な注目を集め、その後も代表攻撃陣の中心として存在感を高めてきた。
SNS上でも、不安の声が広がっている。「三笘抜きはきつい」「W杯だけは間に合ってほしい」「無理して再発する方が怖い」といった反応が目立つ。正式な診断を待つべきだという慎重な声もある一方で、ワールドカップ直前の主力負傷にショックを受けるファンは少なくない。
一方で、森保ジャパンの選手層に期待する声も出ている。中村敬斗、前田大然、久保建英、堂安律らの名前を挙げ、「総力戦で戦うしかない」「誰か一人に頼る大会ではない」とする反応もある。ただ、三笘のように単独で局面を変えられる選手をそのまま置き換えるのは簡単ではない。
三笘が間に合わない場合、左サイドの構成は大きく変わる。中村敬斗を左で起用する案、前田大然の走力と守備強度を生かす案、久保や堂安を絡めて中央寄りに崩す案などが考えられる。相手に押し込まれた時間帯に、左サイドから一気に前進できる手段を失う点は大きい。
特に影響が出るのは、強豪相手に日本がボールを持てない時間帯だ。三笘がいれば、自陣深くからでもドリブルで前進し、相手の守備ラインを下げられる。三笘不在なら、カウンターの出口をどこに作るかが課題になる。
今回の負傷は、日本代表にとって大会前最大級の不安材料になった。メンバーに入るのか、入ったとして本大会のどの時点でプレーできるのか。5月15日の発表では、三笘の名前だけでなく、森保監督がどのようなリスク判断をするのかも注目される。
森保ジャパンは、三笘がいる場合といない場合の両方を想定して準備する必要がある。ワールドカップ本番まで残された時間は短い。日本代表に問われているのは、主力を欠いた時でも、攻撃の形を作り直せるかどうかだ。
Q&A
Q1. 三笘薫がW杯に出られない場合、日本代表はどうなりますか?
三笘薫が出場できない場合、日本代表は左サイドからの単独突破力を失います。相手DFを一対一で外せる選手が減るため、久保建英、堂安律、中村敬斗、前田大然らの役割が大きくなります。
Q2. 三笘薫の代役候補は誰ですか?
代役候補としては、中村敬斗、前田大然が中心になります。中村は得点力と仕掛け、前田は走力と守備強度が強みです。試合展開によっては、久保建英や堂安律を含めた攻撃配置の変更も考えられます。
Q3. 三笘薫の負傷にSNSではどんな声がありますか?
SNSでは「三笘抜きはきつい」「W杯に間に合ってほしい」という心配の声が目立ちます。一方で「無理して再発する方が怖い」「正式な診断を待つべきだ」という慎重な意見もあります。
Q4. 三笘薫はW杯メンバーに入る可能性がありますか?
可能性は残っています。ただし、ハムストリング系の負傷は再発リスクがあるため、回復見込みと大会中にプレーできる時期が判断材料になります。森保監督は検査結果を踏まえて最終判断するとみられます。
※左脚を負傷し、ピッチに横たわるブライトンの三笘薫=9日、英ブライトン(ロイター時事)

コメント