さいたま市緑区下野田の住宅に侵入し、1階窓のシャッターを壊したとして、埼玉県警は5月21日までに、指定暴力団住吉会系向後睦会組員の寄本法彦容疑者(35)と、自称建設業の間山尚大容疑者(38)を住居侵入と器物損壊の疑いで逮捕しました。
寄本容疑者は東京都新宿区歌舞伎町在住の無職、間山容疑者は茨城県茨城町若宮在住とされています。2人は5月1日午前1時25分ごろ、窃盗目的でさいたま市緑区下野田にある木造2階建ての自営業40代男性宅に侵入し、1階窓に設置されたシャッターを壊した疑いが持たれています。県警は共犯事件として、2人の認否を明らかにしていません。
この住宅では、2月上旬にも金庫や現金などが盗まれる空き巣被害があり、4月下旬にも敷地内に不審者が侵入する事案が発生していました。警察が現場周辺の警戒を強めていたところ、5月1日午前1時半ごろ、現場付近から立ち去る不審車両を発見。2人に職務質問し、防犯カメラ映像などの捜査から関与が浮上したとみられます。
捜査関係者によると、2人は事件当日に初めて会ったとみられ、秘匿性の高い通信アプリを通じて匿名の指示役から指示を受けていたとされています。うち1人は「SNSで闇バイトに応募した」という趣旨の供述をしているということです。
暴力団組員と闇バイト応募者が当日初対面で合流し、警察が警戒を強めていた住宅に自ら向かった格好です。事件は、暴力団関係者とSNSで集められた末端実行役が結びつく、匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」型犯罪の危うさを示しています。
県警は、匿名指示役の特定を進めるとともに、2月の空き巣被害や4月の不審者侵入との関連、住宅情報の入手経路、背後にある犯罪グループの実態を調べています。
動画解説
編集部まとめ
さいたま市緑区下野田の住宅に侵入し、シャッターを壊したとして、住吉会系組員と自称建設業の男が逮捕されました。
現場住宅では2月に空き巣被害、4月にも不審者侵入があり、警察が警戒していた中で今回の事件が起きました。
2人は当日初対面とみられ、秘匿性の高い通信アプリで匿名指示役から指示を受けていたとされています。うち1人はSNSで闇バイトに応募した趣旨の供述をしており、県警はトクリュウ型犯罪の可能性も視野に捜査しています。

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