栃木県上三川町で昨年5月、住人の女性が殺害された強盗殺人事件で、県警が事件を主導したとみられる40代の男について、強盗殺人容疑で逮捕状を取ったことが、捜査関係者への取材で分かった。男は事件直後に中国へ出国し、その後、東南アジア方面へ逃亡した可能性がある。
事件は2025年5月14日朝、上三川町の住宅で発生した。住人の外山秀子さん(69)が胸などを刺されて死亡し、夫と息子も頭を殴られるなどして負傷した。住宅内には物色された跡があり、県警は強盗目的の犯行とみて捜査してきた。
これまでに、実行役とみられる16歳の男子高校生4人が強盗殺人容疑で逮捕されている。さらに、現場近くで指示を出していたとされる横浜市在住の竹前海斗容疑者(28)と、妻の竹前美結容疑者(25)も逮捕された。
捜査関係者によると、県警が逮捕された容疑者らのスマートフォンを解析したところ、秘匿性の高い通信アプリを通じて、40代の男が竹前容疑者夫婦に具体的な指示を出していた疑いが浮上した。県警は、男が実行役の募集、犯行計画、現場指示、犯行後の金品分配に関与した可能性があるとみている。
男は、匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「匿流」の中心人物とみられる。実行役の少年らは闇バイトを通じて集められた可能性があり、県警は、少年らを現場に向かわせた指示の流れと、犯行後の報酬の動きを重点的に調べている。
男は事件発生から数日後、中国へ出国したとされる。その後、東南アジア方面へ移動した可能性があり、身柄確保には海外当局との連携が必要になる。県警は警察庁や関係機関と情報を共有し、国際捜査を進める方針だ。
今回の逮捕状取得により、捜査の焦点は国内の実行役や指示役から、海外へ逃亡したとみられる主導役の特定と身柄確保へ移った。県警は、通信記録、渡航履歴、資金の流れを詳しく調べ、事件の全容解明を進める。
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編集部まとめ
栃木県上三川町の強盗殺人事件は、実行役や国内の指示役に加え、海外へ逃亡した可能性がある40代男へ捜査が広がった。焦点は、男がどこまで犯行計画、実行役募集、現場指示、金品分配に関与したのかという点に移る。県警は通信記録、渡航履歴、資金の流れを調べ、国際捜査を通じて身柄確保を急ぐ。
Q. 今回の続報で何が分かったのですか。
A. 栃木県警が、事件を主導したとみられる40代男について、強盗殺人容疑で逮捕状を取ったことです。
Q. 40代男はどこへ逃亡した可能性があるのですか。
A. 事件直後に中国へ出国し、その後、東南アジア方面へ移動した可能性があります。
Q. 捜査の焦点は何ですか。
A. 40代男が実行役の募集、犯行計画、現場指示、犯行後の金品分配にどこまで関与したのかという点です。
Q. この事件はなぜ匿流事件として注目されているのですか。
A. 実行役の男子高校生4人が闇バイトを通じて集められた可能性があり、秘匿性の高い通信アプリを使った指示系統が確認されているためです。

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