「自分だけではなかった」
元広島東洋カープの羽月隆太郎被告が、5月28日夜、自身のTikTokライブで「ゾンビたばこ」事件について語った。
指定薬物エトミデートを使用した罪で有罪判決を受けた元プロ野球選手が、配信の中で口にしたのは、球団内の別選手にも関わる可能性のある重大な内容だった。
羽月被告は、同じ人物から指定薬物を購入していたカープ選手について、**「自分を含め6人」**と説明した。
さらに、逮捕後に使用を否認していた理由についても言及。ほかの選手に警察の捜査が及ぶまでの時間を稼ぐためだった、と語ったという。
この発言により、いったん有罪判決で区切りがついたかに見えた「ゾンビたばこ」事件は、再び広島東洋カープの選手管理と調査範囲を問う問題になった。
羽月被告は配信の冒頭、野球関係者やファンに向けて謝罪した。その後、指定薬物を使用するようになった経緯を説明した。
本人の説明によれば、知人から「シーシャ」と言われ、エトミデートを使用するようになったという。その知人は球界関係者ではないが、複数の選手とつながりがあったとされる。
羽月被告は、その人物から指定薬物を購入していたカープ選手について、自身を含めて6人いたと語った。
ただし、現時点で他の選手の関与が確認されたわけではない。具体的な選手名、購入時期、使用の有無、球団側の確認状況は明らかになっていない。
それでも、本人が「6人」という数字を出した意味は重い。
これまでの焦点は、羽月被告本人の薬物使用だった。今回の配信では、同じ入手ルートに複数の選手が接触していた可能性が浮上した。
羽月被告は、逮捕後に使用を否認した理由についても説明した。
報道によれば、ほかの選手に警察の捜査が及ぶまでの時間を稼ぐためだったという。単なる否認ではなく、周囲への捜査を遅らせる意図があったと自ら明かした形だ。
もっとも、この説明も羽月被告本人の主張であり、警察や球団が同じ認識を示しているわけではない。
羽月被告は、広島市内の自宅で指定薬物エトミデートを使用した罪に問われた。広島地裁は5月15日、拘禁刑1年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。
広島東洋カープは、逮捕・起訴を受け、羽月被告との選手契約を解除している。
配信では、事件後の孤立についても語った。仲間だと思っていた人たちから連絡がなかったこと、チーム内の空気への違和感にも触れたという。
また、過去のチーム内での扱いについても言及した。ただ、この部分については、時期、相手、事実関係が確認されていないため、慎重に扱う必要がある。
今回の配信で問われるのは、羽月被告が語った内容の事実確認だ。
同じ人物から購入した選手は本当にいたのか。
球団は当時、どこまで調査していたのか。
他の選手への聞き取りは十分だったのか。
入手ルートや周辺人物の確認は行われたのか。
再発防止策は機能しているのか。
指定薬物の問題は、選手本人の処分だけで終わらせられない。入手経路、交友関係、チーム内での広がり、球団の管理体制まで確認が必要になる。
羽月被告の発言は、他選手の関与を確定させるものではない。
しかし、有罪判決を受けた本人が、判決後のSNS配信で具体的な人数と入手ルートに触れたことは、球団にとって看過しにくい。
広島東洋カープは、今回の配信内容について現時点で公式な見解を示していない。
SNS上では、「これで終わりではなかったのか」「他の選手は本当に関わっていたのか」「球団は調べたのか」といった声が広がっている。
羽月被告の有罪判決で、事件は一区切りとなったかに見えた。
だが、本人の口から「自分含め6人」という言葉が出たことで、問題は再び動き出した。
カープは沈黙を続けるのか。
それとも、調査の有無と選手管理の経緯を説明するのか。
ゾンビたばこ事件は、まだ終わっていない。
動画解説
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編集部まとめ
元広島東洋カープの羽月隆太郎被告が、5月28日夜のTikTokライブで、指定薬物エトミデート、通称「ゾンビたばこ」事件について語った。
羽月被告は、自身を含めて6人のカープ選手が同じ人物から購入していたと説明した。さらに、逮捕後に使用を否認していた理由について、ほかの選手に捜査が及ぶまでの時間を稼ぐためだったと語ったという。
ただし、現時点で他の選手の関与が確認されたわけではない。今後は、羽月被告の発言の事実確認、球団側の調査範囲、選手管理体制、再発防止策が焦点となる。
この記事の要点Q&A
Q. 羽月隆太郎被告はTikTokライブで何を語ったのですか。
A. 自身を含めて6人のカープ選手が、同じ人物から指定薬物を購入していたと説明したと報じられています。
Q. ほかの選手の関与は確認されているのですか。
A. 現時点では確認されていません。羽月被告本人の説明として報じられている段階で、具体的な選手名や使用の有無は明らかになっていません。
Q. 羽月被告はなぜ逮捕後に否認していたのですか。
A. 報道によれば、ほかの選手に警察の捜査が及ぶまでの時間を稼ぐためだったと説明したということです。
Q. 今後の焦点は何ですか。
A. 羽月被告の発言の事実確認、同じ入手ルートに関わった人物の有無、球団側の調査範囲、選手管理体制、再発防止策が焦点です。

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