
またしても、警察という立場への信頼を揺るがす事案が明らかになった。
女性を盗撮しようとしたとして、現職の男性警察官が略式起訴されていたことが分かった。すでに県警は懲戒処分を下しているが、その内容と背景には、多くの疑問が残る。
■ 飲食店の入口で起きた“未遂事件”
捜査関係者によると、処分を受けたのは廿日市署に勤務する40代の男性巡査。
問題が起きたのは去年7月、広島市中区の飲食店の入口付近。階段で女性のスカート内にスマートフォンを差し入れ、盗撮しようとした疑いが持たれている。
いわゆる「未遂」とはいえ、その行為自体が極めて悪質であることに変わりはない。
■ 「酒で自制心が効かず」…よくある言い訳?
男性巡査は調べに対し、
「酒に酔っており、自制心が効かなくなった」
と説明しているという。
しかし、この“酒のせい”という説明は、これまでも同様の事件で繰り返されてきたものだ。
果たして、それで責任が軽くなるのか。
むしろ、公的な権限を持つ警察官である以上、一般人以上に高い倫理観が求められる立場ではないのかという声も少なくない。
■ 自ら降格申し出も…処分は「減給3か月」
この男性巡査は、当時「警部補」だった階級から、自ら降格を申し出たという。
県警は最終的に、
減給3か月の懲戒処分 書類送検 略式起訴(県迷惑防止条例違反)
という対応を取った。
一見すると処分は下されているが、「軽すぎるのではないか」という見方も出ている。
■ “警察官の不祥事”が与える影響
今回の問題は、単なる個人の逸脱行為では済まされない。
警察官という職業は、市民の安全を守る立場にある。その人物が、逆に市民の尊厳を侵害しようとしたという事実は、社会的な信頼を大きく損なう。
しかも、こうした不祥事は一度ではなく、繰り返し報じられているのが現実だ。
■ 問われるのは「処分の重さ」だけではない
今回のケースで問われるべきは、処分の軽重だけではない。
なぜ同様の不祥事が繰り返されるのか 内部の監督体制は機能しているのか “身内に甘い”対応になっていないか
こうした根本的な問題に目を向ける必要がある。

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