岐阜県山県市の寺で、仏像あわせて11体が盗まれていたことが分かりました。
警察は窃盗事件として捜査しています。
警察によりますと、7月4日午前7時すぎ、山県市高富にある洞泉寺の住職から「本堂に置いてあった仏像が盗まれた」と110番通報がありました。
地蔵菩薩像1体と十王像10体がなくなる
警察が確認したところ、なくなっていたのは、高さおよそ25センチの木製の「地蔵菩薩像」1体と、その左右に安置されていた高さおよそ15センチの「十王像」10体です。
いずれも本堂に置かれていた仏像で、あわせて11体がなくなっていました。
仏像は6月28日には寺の中にあることが確認されていたということで、警察はその後、何者かが盗んだとみて調べています。
住職「早く元の場所に返してほしい」
住職は、仏像が盗まれたことについて、驚きと困惑をにじませています。
「まさか、うちの仏像が持って行かれてしまうなんて想像していなかった」と話し、文化財に指定されている仏像ではないとしたうえで、「憎しみとかよりも早く元の場所に返してほしい。それだけです」と訴えています。
金銭的な価値だけでは測れない、寺や地域にとって大切な仏像が持ち去られた形です。
文化財指定がなくても地域の信仰を支える存在
今回盗まれた仏像は、文化財に指定されているものではないとされています。
しかし、寺に安置されてきた仏像は、地域の信仰や供養、日々の祈りと結びついた存在です。
文化財指定の有無にかかわらず、寺や檀家、地域の人々にとっては大切なものです。
近年は、寺社から仏像や賽銭、金属製品などが盗まれる事件も各地で起きています。
人目の少ない時間帯や、防犯設備が限られた寺社が狙われるケースもあり、地域全体での防犯意識が求められます。
ミニ解説|今回の仏像盗難事件
一日も早い発見が待たれる
寺にとって仏像は、単なる物品ではありません。
長く守られてきた信仰の対象であり、地域の記憶を支える存在でもあります。
今回の事件では、住職が「早く元の場所に返してほしい」と話しており、関係者の願いはただ一つ、仏像が無事に戻ることです。
警察は、盗まれた経緯や侵入方法、仏像の行方などを調べています。
本記事は、警察発表および各社報道を基に構成しています。今後、捜査の進展や関係機関の発表により、内容が更新される可能性があります。
担当記者:黒木|週刊TAKAPI 記者
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