旭川女子高生殺害事件 内田梨瑚被告「ナイフがあれば刺していたと思う」 検察側質問で殺意は否認

北海道旭川市の神居古潭にある神居大橋付近で、当時17歳の女子高校生が転落し死亡した事件の裁判員裁判で、殺人、監禁、不同意わいせつ致死などの罪に問われている内田梨瑚被告(23)が6月3日、旭川地裁で行われた検察側の被告人質問に応じた。

内田被告は、被害者への怒りについて「ナイフがあれば刺していたと思うくらい腹が立っていた」と証言した。一方で、殺意については「私には殺意はありませんでした」と否認した。強い怒りを認めながら、死亡させる意思はなかったとする説明に、法廷では緊張が高まった。

事件は2024年4月18日から19日にかけて起きた。起訴状によると、内田被告は、被害者が自身の画像を無断で使ったことに腹を立て、北海道留萌市内で被害者を車に乗せて監禁。その後、旭川市神居古潭の神居大橋付近に連れて行き、謝罪を迫ったうえで暴行を加え、橋の欄干付近に座らせたとされる。

検察側は、被害者に対する罵倒や暴行、動画撮影、転落直前の言動などを重視している。今回の「ナイフがあれば刺していたと思う」という発言は、殺意を推認させる事情として扱われる可能性がある。一方、弁護側は、怒りの強さと殺意は別であり、内田被告が被害者を橋から落とした事実もないと主張している。

今後の焦点は、内田被告の供述の信用性だ。共犯者側の「押した」とする証言との整合性、欄干に座らせた意図、転落直前の発言、動画撮影の目的を裁判所がどう評価するかが、判決に直結する。怒りはあったが殺意はなかったという主張が通るのか。法廷では、被告の言葉と現場での行動が厳しく問われることになる。

編集部まとめ

旭川女子高生殺害事件の裁判で、内田梨瑚被告は検察側の被告人質問に対し、「ナイフがあれば刺していたと思うくらい腹が立っていた」と述べた。一方で殺意は否認している。争点は、怒りの強さ、現場での行動、共犯者側証言との整合性、そして被告の供述の信用性に移っている。

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