鈴木達也容疑者を送検 計画性の有無、妻のスマホ破壊、園内施設の使用経緯を捜査
北海道旭川市の旭山動物園に勤務していた飼育員の男が妻を殺害したとして再逮捕された事件で、男が事件前からスマートフォンで「絞殺」「殺人と傷害致死の違い」「焼却炉 時間」などの言葉を検索していたことが分かった。
殺人容疑で送検されたのは、旭山動物園の飼育員だった鈴木達也容疑者(33)。鈴木容疑者は3月31日夜、旭川市内の自宅で妻の由衣さん(33)を殺害した疑いが持たれている。
鈴木容疑者は、これまでの調べに対し「ロープで首を絞めて殺した」と容疑を認めているという。警察は、検索履歴の内容などから、殺害が事前に計画されていた可能性もあるとみて調べている。
事件前から検索履歴か
捜査関係者によると、鈴木容疑者のスマートフォンには、事件前から殺害方法や刑事責任に関する内容を調べたとみられる履歴が残っていた。
検索されていたとされるのは、「絞殺」「殺人と傷害致死の違い」「焼却炉 時間」などの言葉。警察は、これらの検索が事件の準備行為に当たる可能性も含めて、慎重に調べている。
今回の検索履歴は、事件の計画性を判断するうえで重要な材料になる可能性がある。
妻のスマホ、園内「ぺんぎん館」で発見
これまでの捜査では、由衣さんのものとみられるスマートフォンが、旭山動物園内の「ぺんぎん館」の従業員用の部屋から見つかっている。
スマートフォンは壊れた状態だった。鈴木容疑者は「自分が壊した」と話しているという。
警察は、データの消去を図った可能性があるとみている。事件前後のやり取りや、由衣さんの行動を確認するうえで、スマートフォンの解析が焦点となる。
遺体をブルーシートで包んだ趣旨の供述
鈴木容疑者は、由衣さんの遺体について「ブルーシートで包んだ」という趣旨の供述もしている。
警察は、園内から複数のブルーシートを押収し、由衣さんの痕跡がないかを調べている。
また、鈴木容疑者は遺体を旭山動物園内の焼却炉に運んだとされる。すでに死体損壊罪で起訴されており、警察は殺害から遺体損壊に至るまでの行動を詳しく調べている。
動機の解明も焦点
鈴木容疑者は、由衣さんから異性関係を疑われたという趣旨の供述をしているとされる。また、日常生活での不満があったとの情報もある。
ただし、事件に至った詳しい経緯や動機は、まだ明らかになっていない。
警察は、夫婦間の関係、事件前のやり取り、自宅から動物園内までの移動経路、焼却炉の使用状況などを調べている。
人気動物園での事件、旭川に衝撃
旭山動物園は、旭川市を代表する観光施設として全国的に知られている。国内外から多くの観光客が訪れる施設で、職員が勤務先の設備を遺体損壊に使った疑いがあることは、地域にも大きな衝撃を与えている。
動物園側は、捜査に協力する姿勢を示している。
今後は、殺害の計画性、由衣さんのスマートフォンを壊した経緯、園内施設に遺体を運んだ方法、焼却炉の使用実態が捜査の焦点となる。
事件の概要や今後の焦点については、週刊TAKAPIチャンネルでも動画で解説しています。記事本文とあわせてご覧ください。
編集部まとめ
旭山動物園の飼育員だった鈴木達也容疑者(33)は、妻の由衣さん(33)を殺害した疑いで再逮捕され、5月24日に送検された。
鈴木容疑者のスマートフォンには、「絞殺」「殺人と傷害致死の違い」「焼却炉 時間」などの検索履歴があったとされる。
由衣さんのものとみられるスマートフォンは、園内の「ぺんぎん館」の従業員用の部屋から壊れた状態で見つかっている。
鈴木容疑者は「ロープで首を絞めて殺した」と容疑を認めているという。
警察は、殺害の計画性、スマートフォンを壊した経緯、園内施設の使用状況、動機の詳細を調べている。

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