警視庁、匿名・流動型犯罪グループの事件とみて捜査
東京都新宿区の会社事務所に強盗に入ろうとしたとして、警視庁捜査3課は5月25日までに、強盗未遂などの疑いで、栃木県矢板市のアルバイト、安達慎哉容疑者(20)と、栃木県栃木市の高校2年の少年(17)を含む計6人を逮捕した。
警視庁は、匿名性の高い通信アプリを使って指示役と連絡を取っていた人物がいることから、匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」が関与した事件とみて調べている。
配達員装い会社事務所へ
6人は氏名不詳者らと共謀し、4月7日午後2時10分ごろ、新宿区内の会社事務所に配達員を装って侵入した疑いが持たれている。
事務所内では、40代の男性会社役員にスプレーを噴射し、男性がドアを閉めた後も、ステッキでドアを突くなどして暴行を加え、金品を奪おうとした疑いがある。事件は未遂に終わった。
6人の認否や、ほかの逮捕者の詳しい身元については、現時点で明らかにされていない。
トクリュウ関与を捜査
警視庁は、逮捕者のうち少なくとも1人が匿名性の高い通信アプリで指示役と連絡を取っていた点を重視している。
トクリュウは、SNSや通信アプリなどで実行役を集め、事件ごとにメンバーが入れ替わる犯罪グループを指す。今回の事件でも、警視庁は6人の役割分担、指示役の有無、報酬の約束、当日の移動経路などを確認している。
逮捕者に17歳の高校生が含まれていた点も、捜査上の焦点になる。警視庁は、少年がどのような経緯で事件に加わったのかについても調べる。
今後の焦点
今後は、指示役の特定と、6人がどのように集められたのかが焦点となる。
配達員を装った侵入、スプレーの使用、ステッキによる暴行など、事前に道具や役割が準備されていた疑いもあり、警視庁は通信記録や防犯カメラ映像などをもとに、事件の全体像を調べる方針だ。
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編集部まとめ
新宿区の会社事務所に強盗に入ろうとしたとして、警視庁は安達慎哉容疑者(20)ら計6人を逮捕した。逮捕者には、栃木県栃木市の高校2年の少年(17)も含まれている。
6人は4月7日午後、配達員を装って会社事務所に侵入し、40代の男性会社役員にスプレーを噴射したうえ、ドア越しにステッキで暴行を加え、金品を奪おうとした疑いがある。
警視庁は、匿名性の高い通信アプリで指示役と連絡を取っていた人物がいることから、トクリュウが関与した事件とみている。今後は、指示役の特定、6人の役割分担、17歳少年が事件に加わった経緯が焦点となる。

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