WBA世界ミニマム級王者の松本流星(28)=帝拳=が6月1日、同王座を返上した。所属する帝拳ジムが公式サイトで発表した。
松本はジムを通じ、「団体の枠に捉われず強い相手と戦っていきたい」とコメント。他団体王者との対戦を視野に、王座返上を決断した。
松本は現在、千葉県成田市でトレーニングキャンプ中。那須川天心、岩田翔吉、増田陸、坪井智也ら帝拳勢とともに合宿を行っている。
WBA王座を返上
松本は2025年9月、高田勇仁(ライオンズ)とのWBA世界ミニマム級王座決定戦に勝利し、プロ7戦目で世界王座を獲得した。
2026年3月には、横浜BUNTAIで高田と再戦。3-0の判定勝ちで初防衛に成功していた。
WBAミニマム級では、WBO王座も保持するオスカー・コラーゾ(プエルトリコ)がスーパー王者として君臨している。松本はWBAのレギュラー王者にあたる立場だった。
今回の返上により、松本は団体内の防衛義務に縛られず、WBC、WBO、IBFなど他団体王者との対戦を目指しやすくなる。
本人コメント
松本は、ベルトへの思いについてもコメントを出した。
「たくさんの方々のご協力とご支援があって獲得できたベルトですし、子供の頃の夢でもあったので、思い入れはあります」
一方で、今回の返上については、より強い相手との対戦を目指すための判断だと説明している。
松本は「今日から、チャンピオンではなくなった松本流星ですが、その日がくることを願いながら、走り出します」とし、再び世界王座を狙う姿勢を示した。
戦績は8戦全勝4KO
松本は兵庫県出身。日大時代には全日本選手権優勝などアマチュア4冠を達成した。
プロ転向後は、2024年9月に日本ミニマム級王座を獲得。2025年9月にはWBA世界ミニマム級王座を獲得し、2026年3月に初防衛を果たした。
現在の戦績は8戦全勝4KO。無敗のサウスポーとして、国内ミニマム級の中心選手の一人に位置づけられている。
今後は他団体王者との交渉が焦点
松本は王座返上後も、WBA最新ランキングでミニマム級1位に入っている。
今後の焦点は、帝拳ジムがどの団体、どの王者との交渉を進めるかだ。
WBC王者、IBF王者、WBO王者との対戦が実現すれば、松本にとっては王座返上後すぐの大勝負になる。
WBAのベルトを手放したことで、松本は一度「王者」の肩書きを外すことになる。ただ、世界戦線から後退したわけではない。むしろ、他団体王者との対戦を狙うための判断とみられる。
帝拳ジムは今後、松本の次戦について調整を進める。
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編集部まとめ
松本流星が6月1日、WBA世界ミニマム級王座を返上した。
理由は、団体の枠にとらわれず、より強い相手と戦うため。今後はWBC、WBO、IBFなど他団体王者との対戦が焦点になる。
松本は2025年9月にWBA王座を獲得し、2026年3月に初防衛に成功。戦績は8戦全勝4KO。王座返上後もWBA最新ランキングでは同級1位に入っている。
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