顔面ケーキ炎上からハイアルチ佐賀謝罪へ 赤ちゃん動画、児相保護、結婚式情報まで拡大

幼い男児の顔をホールケーキに押しつける「顔面ケーキ」動画を発端に、SNS上で大きな批判が広がっている。騒動は、関連人物とされる過去投稿、ハイアルチ佐賀スタジオ関連動画、企業の公式謝罪、児童相談所による保護情報、炎上直後の結婚披露宴情報へと拡大した。

発端は6月4日ごろ、TikTokやXで拡散された誕生日動画だった。映像では、幼い男児の顔が白い生クリームのホールケーキに押しつけられ、男児が激しく泣き叫ぶ様子が確認された。周囲の大人からは笑い声が上がり、「ドリフや」といった声も聞こえるとされる。さらに、男児の頭にイチゴを乗せるような場面もあり、「悪ふざけでは済まない」「子どもの尊厳を軽く見ている」「児童虐待ではないか」と批判が集中した。

6月5日から6日にかけて、炎上は別の動画にも広がった。関係者とされる人物の過去投稿として、スポーツジム内とみられる場所で、動いているランニングマシンの上に赤ちゃんを乗せ、ハイハイさせるような映像が拡散した。乳幼児は危険を判断できず、転倒やベルトへの巻き込み事故につながる恐れがある。施設が高地トレーニングスタジオ「ハイアルチ佐賀スタジオ」と関連すると見られたことで、批判は企業側にも及んだ。

6月6日、ハイアルチを運営するHigh Altitude Management株式会社は、ハイアルチ佐賀スタジオに関連するSNSアカウントで不適切な投稿があったとして公式に謝罪した。同社は当該投稿を「ハイアルチが大切にする価値観に反するもの」とし、「ブランドを運営する立場として決してあってはならないもの」と説明。投稿削除に加え、全スタジオのSNS運用点検、投稿前確認、承認フローの整備、スタッフ向けSNSリテラシー研修を進めるとした。

※ハイアルチの公式サイトより抜粋

その後、複数のSNS投稿では、男児が児童相談所に保護されたとの情報も広がった。さらに、結婚披露宴で男児がリングベアラーを務める予定だったものの、保護により中止になったこと、母親側とされる人物が児童相談所に「1日だけ子どもを返してほしい」と求めたが拒否されたとの情報も出ている。行政の個別対応は公式に公表されにくいため断定は避ける必要があるが、同じ趣旨の投稿が複数出ていることで、騒動は児童福祉の問題として受け止められている。

さらに、顔面ケーキ動画の関係者とされる夫婦が、炎上直後に結婚披露宴を予定通り開催したとの情報も拡散した。参列者は両家親族や親しい友人を中心に128名程度だったとされ、写真撮影やSNS投稿には厳しい制限があったとの投稿もある。会場では子どもの話題が避けられ、ほぼ「いないもの」として扱われたとの情報もあり、「子どもが保護された状況で披露宴を優先したのか」と批判が強まった。

一方で、「家庭内の誕生日のノリを外部が叩きすぎている」「昔からある悪ふざけだ」とする擁護も一部にある。しかし、子どもが泣き叫んでいるように見える映像を笑いの対象として公開したこと、乳幼児を危険な場所に置いたように見える動画があったこと、企業名と結びつく投稿が存在したことは、家庭内の冗談だけでは処理できない。

今回の騒動は、顔面ケーキ動画から始まり、赤ちゃんランニングマシン動画、ハイアルチ佐賀スタジオへの波及、企業謝罪、児相保護情報、結婚式開催情報まで連鎖した。今後の焦点は、子どもの安全が確保されているのか、企業の再発防止策が現場で機能するのか、そして大人たちが子どもを「バズる素材」として扱わない判断を持てるかにある。

編集部まとめ

顔面ケーキ動画の炎上は、ハイアルチ佐賀スタジオ関連の赤ちゃんランニングマシン動画へ波及し、運営企業の公式謝罪に至った。さらにSNS上では、児童相談所による保護、一時返還拒否、炎上直後の結婚披露宴開催情報まで広がっている。公式確認が必要な部分は残るが、今回問われている中心は明確だ。泣いている子ども、危険にさらされる子どもを、大人の悪ふざけや話題作りに使ってはいけない。

この記事の要点Q&A

Q. 何が炎上の発端になったのか。
A. 幼い男児の顔をホールケーキに押しつけるような動画がSNSで拡散したことです。

Q. なぜ顔面ケーキ動画は批判されたのか。
A. 男児が激しく泣き叫ぶように見える中、周囲の大人が笑っていたとされ、子どもの安全や尊厳を軽く扱っていると受け止められたためです。

Q. ハイアルチ佐賀とはどう関係しているのか。
A. 関係者とされる人物の過去投稿として、ジム内とみられるランニングマシン上に赤ちゃんを乗せた動画が拡散し、ハイアルチ佐賀スタジオ関連投稿として問題視されました。

Q. 企業はどう対応したのか。
A. 運営会社が公式謝罪し、投稿削除、SNS運用点検、投稿前確認、スタッフ研修などの再発防止策を示しました。

Q. 児童相談所の保護情報は確定なのか。
A. 複数のSNS投稿で、男児が児童相談所に保護され、一時返還も拒否されたとの情報が広がっています。ただし、行政の個別対応は公表されにくいため、断定には注意が必要です。

Q. 結婚式情報は何が問題視されているのか。
A. 男児が保護されたとされる状況で、関係者夫婦が予定通り披露宴を開催したとの情報が広がり、子どもの安全より式を優先したのではないかと批判されています。

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