「講師の指示通りで高額収入」SNS副業詐欺で41人逮捕 大阪府警が3グループ一斉摘発

スマートフォンのSNS画面と警察の摘発を想起させる背景に、SNS副業詐欺で41人逮捕と大きく表示した報道アイキャッチ

大阪府警は6月10日、SNSを悪用した副業詐欺事件で、会社役員の男ら計41人を詐欺容疑などで逮捕したと発表した。架空の人物になりすまし、「講師の指示通りに作業すれば高額収入が得られる」などと持ちかけ、副業収入を増やすための講義の受講代名目で現金をだまし取った疑いが持たれている。

摘発されたのは、大阪府内を拠点に活動していたとみられる3つのグループ。大阪市淀川区の29歳会社役員の男ら22人は、今年3月、SNSのメッセージで被害者を誘導し、約51万円を振り込ませた疑いがある。大東市の29歳男ら9人は去年12月下旬に約15万円、守口市の29歳男ら10人は去年11月中旬に約20万円を詐取した疑いがある。

手口は、近年被害が広がる「タスク型副業詐欺」に近い。容疑者らは、最初に少額の報酬を支払うなどして被害者に「本当に稼げる」と思わせ、その後、「さらに高額収入を得るには講義を受ける必要がある」「講師の指示通りにすれば利益が出る」などと説明。受講料やサポート費用の名目で現金を振り込ませていたとみられる。

副業詐欺の怖さは、入口の軽さにある。SNS上では「スマホだけ」「初心者でも簡単」「短時間で高収入」といった言葉が並び、仕事探しや収入不安を抱える人に近づく。最初に小さな成功体験を見せることで警戒心を下げ、次第に高額な支払いへ誘導するのが典型的な流れだ。

大阪府警は、複数拠点での活動実態や、勧誘役、指示役、口座管理役などの役割分担があった可能性を含めて調べている。今回確認された被害額は少なくとも86万円だが、同様の勧誘を受けた人がさらにいる可能性もある。

「講師が教えるだけで稼げる」「先に受講料を払えば高額収入になる」という話は、仕事ではなく詐欺の入口になり得る。副業を探す人ほど、最初に金銭を求められた時点で立ち止まる必要がある。

編集部まとめ

今回の事件は、「副業」「講師」「高額収入」という言葉で信頼させ、受講料名目で金をだまし取る手口が組織化していた疑いがある。副業そのものが悪いわけではないが、先に高額な費用を求める勧誘は危険信号だ。

SNS副業詐欺で大阪府警が41人逮捕した事件とは?

SNSを通じて「講師の指示通りにすれば高額収入が得られる」と持ちかけ、副業収入を上げる講義の受講代金名目で現金をだまし取った疑いで、大阪府警が計41人を逮捕した事件です。

「講師の指示通りで高額収入」という副業詐欺の手口は?

最初に少額報酬を支払うなどして信頼させ、その後「さらに稼ぐには講義が必要」「講師の指示に従えば利益が出る」などと説明し、受講料やサポート費用を求める手口です。

摘発された3つの副業詐欺グループの被害額は?

確認されている被害額は、淀川区のグループが約51万円、大東市のグループが約15万円、守口市のグループが約20万円で、少なくとも計86万円とされています。

タスク型副業詐欺で注意すべき言葉は?

「スマホだけで簡単」「初心者でも高額収入」「講師が教える」「最初に受講料が必要」「保証金を払えば出金できる」といった言葉には注意が必要です。

SNS副業詐欺に遭わないためには?

副業を始める前に高額な受講料や登録料を求められた場合は、いったんやり取りを止めることが重要です。家族、警察相談専用窓口、消費生活センターなどに相談する判断が被害防止につながります。

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